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インナードクターに聞いてみる【ヒプノセラピー体験談】

ヒプノセラピーで出会うイメージに、「インナードクター」というものがあります。
これは、ご自分の中の自己治癒力をイメージ化したもの。お医者さんの姿だったり、お母さんのようだったり、動物だったり、女神様だったり、その方によって出てくるイメージは様々です。
インナードクターとの対話によって、ご自分の体の気になることの原因に目を向けることができる…というのが特徴です。

さて、今日は私がその「インナードクター」に会いに行ったお話です。


実は私、GW早々、目が不調になりまして。
その日は朝から頭痛がしていて、あまり薬は飲みたくないし、困ったなあと思っていたのですが、家族から指摘されて鏡を見ると、右目がやたら赤い。
高血圧などで赤くなる感じではなく、結膜炎のような様子。かゆみも痛みもないので、全く気づきませんでした。
ちょっと前に目やにが出ることがあったので、どうも何らかの菌が入ってしまったようです。花粉症かもしれません。

とはいえ、GW中なので、眼科はお休みです。
ひとまず、家にあった抗菌目薬をさして様子を見ましたが、翌日も赤い。翌々日もまだ赤い。頭痛は弱くはなっているものの、ちょっといる…という感じ。数日過ぎて目が赤いことは初めてなので、「う~ん、これは何かあるな」と思いました。

そこで、ヒプノセラピーでいうところの「インナードクター」に会いに行ってみることにしました。
(あくまで私のイメージです)

瞑想により催眠状態になり、インナードクターに会いに行きます。
美しい海岸の白い砂浜の向こうに、都会的な高層ビルほどの建物がそびえていました。私はあまり近代的な建物をイメージしないので、珍しいなと思いながら中へ入ります。

エレベーターで一気に最上階に近い階へ到達したようです。床には紺色のカーペットが敷かれています。
どうやら病院のようではありますが、特に患者さん等は見当たりません。

案内された部屋に着きました。
扉を開けると、廊下と同じような紺色のカーペットの広い部屋。
白い会議用デスクのようなものがある向こうに、一人の人影が座っていました。その人影が振り向きました。

…形容しようがない容姿をしています。
人型ではあるのですが、顔はよく見えません。というか、顔の右半分がメラメラと燃え立つようで、その色が明るい青と緑なのです。もう半分は、仮面をかぶったように白い。例えるならば、青空を芝生の色合いの炎(オーラ?)が、顔の半分からはみ出ているとでも言いましょうか。そして白衣を着ています。

「やあ、やっと来たね」と言われました。
どうやら、彼がインナードクターのようです。

「この目のことについて、教えてもらいに来ました」
そういうと、彼は話しはじめました。

「目、使い過ぎだよ。思い当たるでしょう(※思い当たりました)。目はね、脳と繋がっているんだよ。だから、目を使いすぎると、脳まで疲弊しちゃうの。頭痛もそのせい。最近、情報見過ぎだよね?」

思い当たりすぎます。
実は気になることがあって、ネットサーフィンをしていました。

「その前に、その『目を使いすぎる』ことの原因を知りなさい。その『情報』はそんなに必要なものだった?むしろ、情報を知れば知るほど不安になることはなかった?何のために情報を見ているのかな?そして、その『目の前』の情報だけに、何がそんなにつまっているの?遠くに見える風景や命も、見てみなさい」

言われたことが最もすぎて、反省するしかありません。確かに、例えば知りたいと思ったものと別な情報が出てきても、色々見てしまうことが最近多々ありました。そしてそれが時には楽しいものではなくても、見続けることもありました。

人間は、とかく「視覚」と「味覚」に偏りがちだ。
とくに「視覚」は、目で見たものが直に脳に届く。「視覚」ばかりを使っては、脳は疲れるだけだ。そしてそれが本当は不要な情報だったら、君は不要なものをただ脳に放り込んでいるだけなんだよ。それに気づきなさい。

視覚だけでなく、他の五感も使いなさい。嗅覚、聴覚、そして触覚。それら全てを使って楽しみなさい。意識して他の感覚も使うようにしなさい。ためしに目を閉じてご覧。世界のあふれる気配がわかるだろう。


インナードクターは決して怒っているわけではなく、歌うように、嬉しそうに、私に色々なことを教えてくれました。
目を使って情報を入れすぎると、第六感がつまること。
そんな時にいいのが、
歌を歌うこと、音楽を聴くこと。
肌ざわりのいい服や寝具を身にまとうこと。
花の香りを楽しむこと。
五感をフルに使って、いま生きている命を味わうこと。

できるでしょう?という問いに、はいと頷きました。
折も折、牡牛座の期間です。
五感を大切にし、いつくしむ牡牛座。
「むしろこれは、私がだれかに伝えるためなのかも」などと感じていました。

この世界は巧妙に仕組まれて…というか影響し合っていますので、私の体験が誰かのヒントになるのかもしれない、と思ったのです。
そこで、あえて書いてみることにしました。


インナードクターさんは言いました。

「君は気づいたから、もう治るよ。回復のエネルギーをあげよう。ここからは良くなっていく。ただ、これからも今の話を覚えていてね」

そう言われた翌日、確かに目の赤みはだいぶ引いていて、家族に聞いても「かなりよくなってる」と言われました。頭痛も消えました。
これを書いている今は、すっかり回復しています。

いつもはコンタクトで、眼鏡はたまにしかしない私ですが、今回の件でしばらく眼鏡にしています。最初は不便だなと思ったのですが、でも案外平気だなと感じるようになりました。
というのも、眼鏡だと、『余計な物は見ない』のです。

これも「本当に必要なものを見なさい」という気づきだったのかもしれません。



最後までご覧いただき、ありがとうございます!


(注※インナードクターは自己免疫力を高めるためのとてもいい療法ですが、日本では医療の代替とは見なされていません。病気や怪我は適切な医療機関を受診くださいね。)


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