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神功皇后が描かれている日本紙幣

改造紙幣

改造紙幣(かいぞうしへい)とは、大日本帝国政府が発行した紙幣。損傷しやすく、偽造も多発した明治通宝紙幣と交換するため、1881年(明治14年)2月から発行され、1899年(明治32年)に廃止されるまで用いらています。

改造紙幣1円(神功皇后1円)

改造紙幣1円

この紙幣は状態が比較的悪くても、2021年12月14日にヤフオクで16,000円で落札されています。

明治14年2月(1881年)に発行されていた初めての改造紙幣です。
貴重な紙幣です。

改造紙幣は1円~10円まであります。
紙幣の図案と原版製作をイタリア人エドワルド・キオソーネに委嘱され印刷局最高の技術を駆使したそうです。
神功皇后の肖像は文献資料や絵画・彫刻を参考にしつつ、エドアルド・キヨッソーネが紙幣局(印刷局)の女性職員をモデルとして創作したもののため、女性の顔は西洋風になっています。

大きさは77mm×131mmです。
日本で発行された初の本格的な大型の肖像画入り紙幣でもあります。

改造紙幣5円(神功皇后5円)

明治15年(1882年)7月にに発行されています。
大きさは83mm×146mmです。

改造紙幣10円(神功皇后10円)

明治16年9月9日に発行されています。
大きさは93mm×165mmです。

今回お伝えした紙幣は明治時代の紙幣ですから太平洋戦争前です。
当時、学校教育では「古事記」「日本書記」を教えていました。
現在の学校教育で「古事記」「日本書記」については教えられておらず、神功皇后については一切学校の歴史教育では教えられていません。

これについては私は問題があると認識しています。

今回ご紹介した紙幣は、状態にもよりますが、美品で残っていればかなり高額で売買されています。
10万円以上になるものもあります。

神功皇后については、私が別のブログでも書いていますので是非ご参考にしてください。


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