AIみたいな人間の話[自己紹介]

この歳ってどの歳だよという当たり前の指摘は置いておいて、
この歳になって突然、自分が人に意見を言うことを恐ろしいほど恐れていることに気がつきました。そう、まさに数時間前にです。空気を読むためには黙っているほかない、と言う考えしか浮かばない自分に突如戦慄したのです。
そうして衝動的にnoteを開きました。

"沈黙は金"というのは、誰もが知る言葉だと思いますが、私自身もそれを信じて生きてきました。そして、それは決して間違ってはいないと今でも思っています。なぜなら世の中には、そうした方が圧倒的にうまくいくことの方が多いからです。多数派の人が持つ価値基準からなるべくはみ出さないようにする。また、それに同調できないとしても決して否定はしない。つまり、黙っておく。これができないと、とっても生きづらいのです。

でも同時に、その姿勢こそが私の恐怖を生み出していることに私は気づきました。何も言わない方が賢い=何か意見を言えば疎外されるかもしれない、嫌われるかもしれない、という式が自分の中で出来上がり、その結果"ニュートラルな立ち位置を探し続ける、全方位消極的肯定型人間"ができあがったのです。消極的に肯定というのは、「あ、それも…間違ってないですね。そう言う意見もありますよ。」という防御力抜群の肯定方法のことです。

そんなことばかりしていたらどうなるか…そう、自分の意見が何なのかよく分からなくなってしまったのです。

これって、ちょっと今流行りのChat GPTみたいではないでしょうか。Chat GPTは、操作する人の好みに合わせて喋り、気にいるように文章を生成してくれたりするAIで、個人の意見などは(おそらくきっと)持ち合わせていません。
なんと、私はいつのまにか人間なのにAIみたいな思考回路になっていたのでした。

導入部分が驚くほど長くなりましたが、私がnoteでしたいと思っていることは、自分がどんな意見を持つ人間なのかあぶり出すこと、です。それは、なにか見つけたテーマについて書くことだったり、誰かに聞かれたことを一緒に考えることだったり…いろいろ試行錯誤しながらゆっくり、あぶっていこうとおもっています。深煎りのコーヒーのように…

1人で勝手にメモに書こうとも思ったのですが、"誰かに向かって書くこと"それ自体が、恐れを克服する第一歩になるのではと思い、このようになりました。
しばらくの間、よろしくお願い致します。

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