全部なんて知れないしわからないからこそ、MAMAを見て思った話
いきなり何を言うんやって感じですが、自分はジェヒョンのこともボネクドのこともほぼ何も知らないに等しいよなって定期的に思うんです。そもそもサマソニからワンドアになったので、一緒に歩めてもいなければ歴代のパフォーマンスやコンテンツを全部たどれているわけでもなく、デビュー前の彼らのことに至っては全然把握していない。
時間って取り戻せないというかその空白期間は埋められないものだと自分は思うタイプなので、それはもうしょうがない。
もっと言うと、そもそも全てを知ることなんてできないしなって。他人だから、誰だってそう。わかろうとすること自体がおこがましいけれど。
だからこそ、持ちうる想像力と彼らがシェアしてくれたり垣間見せてくれる″らしさ″の欠片たちを拾い集めてどうにか一方的に思いを馳せてみたり、幸せを願ってみたりする。
目に見えるものはいつだってほんの一部で。それだけでああだこうだとある意味カテゴライズされる世界に彼らはいて、今日も身を削って活動していて。
見せるもの、見せないものは自分自身の中でも事務所の意向としても一定の線引きがあるだろうし。
でも、それでいいしそれがいい。応援していく上で健全だとも思う。
そのことに考えをめぐらせた時に、自分がBOYNEXTDOORにこんなにも惹かれる理由がわかったような気がした。
いつだってステージ上の6人を見つめていれば、そこに信念も想いも何もかも詰まってるってストンと納得してしまえるぐらいに全身全霊を傾けてステージに立っている人たちだから。
この先応援していく上でもしも何かに迷ったり、つい弱気になったりした時は、BOYNEXTDOORのパフォーマンスを見ればいつもそこに曇りない答えがある。
___そんな風に思わせてくれるぐらい、ステージに臨む6人全員に信頼が持てるから。
例えるなら、進化し続けるパフォーマンスが一等星のシリウスみたいに夜空に煌めいていて、顔を上げるたびにBOYNEXTDOORの質感をちゃんと確認できることに自分はとても安堵している。
好きを構成する要素は他にもごまんとあるけれど、おそらく自分にとっての根幹はこれなんだろう。
彼らが見せたいもの届けたいものを、素直に受け取り続けたいなあと切に思う。
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先日、MAMAの興奮冷めやらぬうちにウィバラを繋いでくれて、全員で色んな想いを語ってくれたあの時間は宝物みたいだった。
それまで端正なお顔をこちらに向けつつみんなの話を穏やかに聞いていたリウくん。ソンホが話を振ってくれた時に(優しいなあ…)、「ありがとう」って交わしながら(ふたりのやりとり素敵すぎた~)そっと語り始めた内容に、彼らが日頃から掲げているであろう努力の水準や見ている世界を悟って震えた。
(パフォーマンスを振り返って)「各々に残念に思うところは必ずあるしいつもあるものだけれど」って前置きしつつ、
そうやって真摯に語るリウくんと、「あぁー」って深く相槌を打つメンバーの姿があった。
って、あんなにも真正面から堂々と朗らかに言葉を繋いでいく6人がめちゃくちゃかっこよかった。本気でやり尽くさないと、とてもじゃないけどそういう言動にはならないと思う。もちろんあえて表には出していない、見えていない努力の方が何百倍もあるだろうとは承知の上で。
ひとつひとつを素敵な表情で言い切ってる内面から美しい人たちを目の当たりにして、つい息を止めてたらしくゆるゆると深いため息に変わった。
みんなそれぞれにとっても嬉しそうで感慨深げで、大変だった逃げ出したかったって振り返りながらも終始イキイキしていて、見ているこちらもすっかり嬉しくなってしまった。
そしてつかの間の、チームとして称賛をしてお互いを褒め合って認め合って感謝して労ったら、余韻や達成感もそこそこにもう先を見て走りながら次に向けてのポジティブな言霊を飛ばしていて。
今回の受賞が6人の今後のモチベーションに繋がっていることが窺えたし、ひとつの証を得て自分たちの努力を噛みしめつつ、周りで支える多くのプロフェッショナルな仕事仲間の方々に感謝する節目にもなったみたいで。
そんなやりとりをワンドアにもタイムリーにシェアしてくれたことを含めて、輪の中に入れてもらったみたいで多幸感でいっぱいになった。
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ちなみに自分はMAMAもMMAも出先だったので、スマホのちっちゃい画面越しに見たし両方リアタイできなかったけれど、もうそんなの関係なかった。
画面っていう枠の中に収まってるのに、物理的には途方もない距離があるのに、凄まじい熱量と躍動感で常識の世界線をゆうに飛び越えてくる。一人ひとりの感情が空気にどっぷり乗って、サーフィンしてるみたいに軽やかに行き交ってるような、自分はそんな感覚がした。波及力と瞬発力がえぐい。キラキラしてて、とにかく眩しい。パッションが色んなとこからはみ出してるみたいだった。
素敵なものを見て、聴いて、素敵と思えることの幸せったらない。何を提示されてもこれ以上の感動ってそうそうなくて、自分からしてみたら他に代わりがきかない。
そうやって好きなものを好きと思える感性でいられていることが自分を好きでいさせてくれるし、同じものに触れて、それぞれに感情を動かしている人の存在に癒されるし心が熱くもなる。
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そして、こんな風に思う人はあんまりいないかもしれないけれど、"好き"の対象を知っていくことは嬉しくて楽しくてハッピーなことなのに純粋に喜べない時がある。
極論すぎるって思うけど、推している大好きなグループのことをもう二度と何も知らなかった頃の先入観のないまっさらな気持ちでは見られないから。
割としっかり長く生きてきて、そのことにふと気づくたびに自分は少しだけ寂しくて悲しい気持ちになる。
もちろん背景を知ることで解釈に深みが生まれたり、より発信する側の意図や想いに近づけることもあるのかもしれない。現にそうやって心が震えた瞬間ならたくさんある。
でも、これまでの頑張ってきた軌跡を汲みとりすぎるあまり本質を見失ったり、もしかしたら既にもうまっすぐ受け取れていないのかもしれないなと思うことが過去にしばしばあった。
シンプルに「かっこいい、好きな音楽だ、この人たち楽しそう、なんかわからんけどとにかく好き!」って入り口から出口までストレートな感情でパフォーマンスを純粋に楽しめる期間って意外と限られているのかもしれない。そんなことを今年は結構考える機会が少なくなかった。
このメンバーたちだから、生み出す音楽やステージが好きなのか?
___それは当然すぎるぐらいそうやけど、みんなのことが好きだから、とそこに端を発していつも手放しに賞賛するようにもなりたくない。この先もなるべくパフォーマンスが好き!をいつだって最初に実感していたい。
いつの日かどっちが先か自分でもわからなくなるんじゃないか、天秤が傾いてしまうんじゃないかってこれまでの経験則から頭をよぎったりもするけど、BOYNEXTDOORはきっとそんな個人的な雑念もろとも吹っ飛ばしていくんだろう。そう思わせてくれることを今はただ幸せに思う。
結局一ファンでしかない自分は、彼らが見せたいものや届けたいものをしかと受け取ることしかできない。だからこそ、いつだって自分が見て聴いて感じたことには誠実でいたいし、なるべく心を柔らかくしていたい。
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前回のブログにも書いたけど、このコンテンツで自分は好きに拍車がかかった気がする。こんなにみんな揃いも揃って歌唱力あるの凄すぎるし、やらされてる感皆無でとにかくずっと全員楽しそう。
メンバーが歌ってる時のノリ方とか合いの手とか盛り上げ方が生粋の音楽好きすぎるし、音楽そのものが彼らのライフワークにあまりにもナチュラルに溶け込みすぎてて「あーやっぱり出会ってしまった!」ってなって頭抱えたのも記憶に新しい。
誰よりもまず本人たちがこれから先も音楽を愛して楽しんでいててほしいなって毎日思ってる。
あと個人的に嬉しかったのが、ジェヒョンがMAMAでの受賞スピーチで「僕たちBOYNEXTDOOR6人は、音楽とステージを本当に愛しているグループです」ってあんなにたくさんの観客に囲まれながら憧れの公の場でまっすぐ伝えてくれたこと。そんな彼らの音楽とステージに触れた人たちにその言葉の真髄もきっと同じくまっすぐ伝わっていると思うから。自分はそのことがめちゃくちゃ嬉しい。勝手にね。
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これを書きながら、BBNEXDO!の情報が急にアップされるし念願の単コンもいよいよ目前に迫ってるしで頭の中で急にポルノグラフィティのハネウマライダーの歌詞がぐるぐるしだした🏍(世代がバレる)
颯爽と駆け抜けていくBOYNEXTDOORに振り落とされないように、進んでいくなら当然避けられない向かい風にもいつか遭遇するわけで。でもそんな困難も「高く跳ぶために今は力をためつつしゃがんでる」って捉えたりして原動力に変えながら、ワンドアライフを楽しく乗りこなしていけますように!
🏄♀️✨