流言のメディア史

佐藤卓己さんの「流言のメディア史」という本を読んでいる。流言を平たく言えばうわさ話で、最近の言葉を使えばフェイクニュースが近いだろうか。なので、この本はTwitterやFaceBookにフェイクニュースが流されている現状を憂いた一冊であるとお思いになるかもしれない。しかし、この本はメディア史に関する本であり、その射程はSNS上での流言にとどまらない。ラジオがきっかけとなった流言、新聞がきっかけとなった流言など、様々な事柄について述べられている。自分は歴史に関する本を読むとつい眠たくなる人間であるが、面白く読むことができた。

中学までは歴史・地理といった暗記ものが好きだったが、高校に入って急激にだめになってしまった。特に世界史は覚えるべき人物が多すぎた。1人1人の人物名を覚えるだけでも大変なのに、その人物が何をしたかという点まで紐付けるとなると大変であった。また、「◯◯X世」が多くて困った。大変だった…。

自分はプレッシャーを感じると、センター試験で大失敗する夢を見てしまう。センター試験なんてかわいいものであるが、将棋の世界の人間は将棋でポカをしてしまう夢を見てみるのかなと思う。トラウマというものは案外心の奥深くに眠っているものであり、夢というものは自分の心に正直なものなのである。

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