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教室なんていらないワ!

米ハーバード大学の「CS50」という講義が無償公開されているというツイートを見かけまして、さっそく視聴しています。
CSってのは、コンピューターサイエンスの略でございます。

すごい時代ですよね。私は田舎育ちの三姉妹の末っ子なんですが、決して太いと言えない実家に産まれまして『我が家は四年生大学に行くことができない』『女の子だし短大で充分』という洗脳をうっすら受けながら過ごした青春時代は、何の不満も疑問もなく短期大学卒の人間を作り上げました。

島国の田舎出身の小娘がハーバード大学の講義を無料で視聴できるんだってよ。そういう時代。
すごい。学生の時は思いもしなかったな。

私は反学校主義者なんですけど。というか教室だとか、教壇と机に向かって過ごす時間に違和感しかなくて息苦しかったんです。
授業中トイレ行くにも後ろめたいし、あんな空間は早々に廃止しろよと思うよ。
友達と出逢えたきっかけが学校なので、コミュニティとして必要かもしれないけど、私は教師のことが嫌いなので、そいつが管理する教室が大嫌いだったのであります。
以下、若き頃に確立された教師への憎しみ文が続きます。

権力に歯向かって生きるというのは、私が人生で決めていることの一つなのですが、教師って閉鎖的な空間で『模範的な生徒』の型にはめようとしてくるでしょ。それがムカつくのよ。

『ここで通用しなきゃ、ずっと負け犬だ』って脅かしてくる。実際は全然そんなことはないわけです。
それなのに教師の言うことを聞けない人は間違ってるといった雰囲気を出しきやがって、そうすることで学校という空間を管理しやすくしてるわけですね。そのほうが都合がいいから。子供を舐めてやがる。

だから私も教師を舐めてたんですけど、だってあいつらはかつては生徒で、それから先生になったわけですから、唯一『学校しか世界を知らない大人』ということです。
先に生きてるからではなく、『先に生徒してた』から先生。学校での生き方に詳しいだけ。そういう大人ってだけ。全然大したことないじゃん。

だってのに子供は義務教育の12年間、閉鎖的な空間で、いろんな大人と話す機会を奪われてしまうでしょ。子供のうちに、先生っていう限定的な大人の意見を聞いて、てっきりそれがすべてだと思ってしまう。惜しいなあと思うよ。

型にはまって通用するのは、そこが学校だからだし、型にはまって苦しいのも学校にいるからです。
だから、もっといろんな大人と話したらいいと思ってて。世の中のは色んな意見があるので。
どうせ大人の数だけ色々言われるんだから。
子供の頃に『大人はダサい』って思ってたけど、子供の頃に出会う大人がダサいだけだったよ。
だから学校だけじゃない、色んな大人の意見を聞いて、自分がカッコいいって感じたものだけ拾い集めていこう。

そういう点で、色んな国の講義が無償で公開されてる現代って、とっても有難い。
人として生きていて、新しいことを知るのが嫌いな人っていないと思うし、学校じゃあ学べない専門的なことが学べるのよ。

そして今回、私が視聴した最高の講義はCS50(Computer Science 50)というもので、前述しましたがオンラインのコンピューターサイエンス入門講座です。
初回のLecture 0では、電球の話から始まり、数字の表現、文字の表現、絵文字で感情の表現の方法。さらには色・音の表現を『コンピューターで実現するためにはどうするか』をレクチャーしてくれます。

これがマージで面白い。本当に有難いです。
続きの講義についても積極的に有用していくスタンスでございます。

一応、エンジニア歴2年目なので、コンピューターが使える数字は0と1ということは知ってました(むしろそれしか知らない)が、この事について講義では電球を使って説明していて非常に分かりやすかったです。

検索する時だとか、今も作ってるnoteを打つ時だとか。文字の入力になんとなく使っているキーボードこそ、電球のon/offを切り替えるスイッチだったのかと。
私の専門はJavaでして、研修でソースコードの書き方は学んでも、『なんでJavaでソースコード書くとWEBアプリが作れるの?』というのは、噛み砕かずに呑み込んでいたことだったので、非常に発見が多い時間でした。

なんかあれですよ。プログラミングに限ったことではないけど、完成しているものを使うとき、『なんでこれが産まれたのか』って経緯だとか進化の仮定を知るのってマジで大事だよ。

出来上がった結果に対して、使い方を暗記すれば使えるっちゃ使えるけど、それだと上っ面の部分だけ見ているだけで理解したことにはならないと思うしさ。

環境だとか、与えられる機会に負けることなく、色々手を出して学び続けますよワタクシは。
せっかく生きているのでね。

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