もう知らないから もう知らないから もう知らないから もう知らないから もう話さないし もう触れたりしない もう知らない人 さようなら あなたへ
そこまで連れてって そう言って私の手を引っ張った。 かさかさでかわいた手の指先は少し冷たかった。 土の地面を蹴る ほこりが彼女の足取りの模様を作った それの中をついていく 風がぬるく頬をさらう 鈴虫がとまらない ビーチサンダルと足の平の間は土で埋まった うれしかった 彼女のひとつに括った髪の先が私の歩を進めさせる 月がまるすぎて怖い ついたよ 振り返って言う 膝が茶色い 池のほとり ずっと届かないや、おおきい 手を広げて言う そうだね 手
君の名前で僕を呼んで 優しい呪い 君のこと、何一つ忘れない 肌の暖かさ、湿った頬 髪 におい 忘れないなら、忘れてないのに別の人とそうなるんだ やさしい さいごまで ひとみ
夏の風が吹いてきた あったかい つめたい ドンキに散歩行こう 街頭の光、いるからひとりじゃない サンダル 足刺された、かゆい
タトゥーを入れた ほくろをハートに 足の指に月もいれた 思ったよりずっと痛くなくて ちょっぴり寂しいと思った
ひるねをしよう 芝生にレジャーシート 仰向け まぶたの裏に太陽 音楽をかけよう 鼻歌 体がじりじり焼ける 冷たい風が吹いて乾く 隣
でも上手く出来たら嬉しいよね おもったことかく