人工授精周期リスタートー不妊治療をふりかえる
人工授精へステップアップ
卵管造影検査後のいわゆる「ゴールデン期」でも、タイミング法では結果が出なかった私たち夫婦。
転院先の病院で、改めて人工授精へステップアップすることになりました。
ステップアップといっても前の病院で1度経験があるので、抵抗はありません。タイミング法でだめなら早めにステップアップしてしまおうという気持ちでした。
ところで「人工授精」「体外受精」、人工授精はじゅの字にてへんがついていて、体外受精のじゅの字にはついていませんね。人工授精は人の手を介して授精させるから、授精なのだとどこかで読みました。
体外受精も人の手を介していると思いますが・・・そういうことなんですね。
桜が満開に咲いている日に、病院の近くの公園でお花見をしてから夫と人工授精のガイダンスに伺いました。
前の病院ではあれよあれよと人工授精に突入しましたが、丁寧なガイダンスの時間を設けてくれました。
おたまじゃくしーずの成績アップのためには何をすればよいか積極的に質問している夫の姿を見て、一緒にステップアップしている感覚が持ててとても心強かったことを覚えています。
上司へのカミングアウト
私は文具の販売の仕事をしていたので、土日休みではなく2,3日出勤して1日休みというサイクル。おそらく土日休みの人より通院しやすいですね。
人工授精周期でも通院頻度はタイミング法の時とほぼ変わらず。排卵日前にもう1回増えたかな?という程度。
卵胞チェックの日は「〇日か△日どちらかで来れますか?」と聞かれて、仕事の都合や休日に合わせて選択できる余裕が大抵あったのですが、人工授精当日はこの日!と決まった日が出勤日であっても仕事をどうにかするしかないというのが少しプレッシャーでした。
そこで人工授精周期に入ったタイミングで上司(女性)に半年前から不妊治療をしていること、なるべく仕事の休日に受診したいが人工授精当日は半休を取りたいこと、そして申し出るのが前日や前々日になってしまうことを話しました。しぶしぶ了承を得て、人工授精周期リスタートです。
人工授精当日のこと
この病院で人工授精は6回したので、全体的な感想です。
人工授精そのものは、少し痛かったです。前の病院では、あれ?もう終わったの?という感じでほぼ無痛でしたが、この病院の人工授精は少し痛い。とはいえ内診にちょっとおまけがついた程度の痛さで、卵管造影検査ほどではまったくないので安心です。
人工授精の痛みより、そのあとに打つ筋肉注射のほうが痛かったです。注射の痛みなのでたかが知れていますが。
いろいろな痛みを経験すると「あれほどではないから、いけるな」と思えるもののようです。
ちなみに私は採血すら苦手な位、針と痛みに弱い人間です。
人工授精のあとは仕事に行かなくてはならないのですが、半休を取っているので少し時間に余裕があります。
早めに行って仕事をしてもいいのですが、せっかく半休を取っているし、人工授精のあとはなぜかとても眠くなるので、駅の待合室の椅子に座って30分くらい寝てから出勤したりしていました。(どこでも寝られる私)
人工授精の翌々日の診察で排卵を確認して、朝晩1錠ずつを1週間~10日分の飲み薬(デュファストン)が処方されました。これもクロミッドのように吐き気などの副作用が出る人もいるそうですね。
クロミッドで頭が痛くなるのでどうなるかと思いましたが、デュファストンでは私は何も副作用が起きませんでした。
生理後15日経っても出血が止まらず、エコーしたら排卵済みだった・・・という周期もありました。人工授精できず、次の生理を待ってまたクロミッドからやり直しなので、悔しい周期でした。