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ことばで何処まで行けるかな

noteでことばを発信するようになってから3ヶ月が経った。いまは、人生でいちばん「ことば」について考えてる。ほんとに毎日考えている。

ことば。

リリック,歌詞,エッセイ,対談、電話,キャプション,注意書き,ニュース、ラジオ,手紙,会話。
毎日、ことばを浴びて,あなたに、世界にことばを浴び返してる、そんなみんな。そしてわたし。20年生きてきて,どのくらいのじかん、ことばを発してきたのだろう。ことばを書いてきたのだろう。ことばを紡いできたのだろう。きっと4歳のわたしにもその時なりの美学や哲学はあったはずなのに何も覚えてない。昔の写真を見ても何もその頃のことは思い出せない。写真にはことばを記録することができないから。ただそこにあるのは事実。うそかもしれないなんて疑えない,覆しようのない事実。もっと昔から日記を書いて,それを全部取っておけばよかったと思ってる。ライトを当てないと見えない,透明なペンで鍵付きのノートに書いた,秘密すぎるラブレターとか。毎日小学校の登下校のときに自分がなにを考えてたとか。知りたい。とか思っても知れない。いま、紡いでるこのことばが自分の最新版アップデートされたことばだからこのことばを信じて毎日を生きるしかない。


わたしはことばに賭けてるところがある。
ことばの力を信じてるの。
わたしの尊敬する,写真家・川島小鳥は「ことばの力は強過ぎて,谷川俊太郎さんの一行のことばにはぼくの写真は5枚必要」と言っていた。ことばは強い。こわいくらいに強い。
一行であなたを恋に落とすこともできるし,
あなたを救うこともできるし,
あなたもじぶんも、殺すこともできる。

人と話して,100文字くらいで、その人がどんなことばを使うかわかる。
ことばに神経が通ってる人のことばは
ほかの人とは違う。それは手描き文字が人によって違うみたいに。住む家が,今日食べたものが、着る服が、人によって違うように,その人がどんなことばを使って,どんなことばを放っているかは人によってバラバラ。でもわたしはことばがその人をいちばん表すものだと思ってる。

これからの時代,もっとことばにナイーブになって,もっとことばというものに惑わされるようになって,ことばを制するものが世界を制していくと思うの。だからそんな時代に備えて、ことばについて考えていきたい。みんなもっとことばについて考えようよ。真剣に,人と話して、真剣に悩んで,真剣に未来のこと、不安なこと,イヤなこと,大好きなこと,語りたいよ。ことばについて思考する,そんな夏にします。

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