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ぼんやりとした記憶の中で

前回の投稿の続きになる。


なんで私は幼馴染の家にいたのか?
考えているうち。


そうだ!!!
確かその頃はパパと2人で暮らしていて。
幼馴染のパパとうちのパパは同じ仕事で仲間だったからパパが居ない時は幼馴染の家でお世話になっていたんだった。

いつも
パパがお迎えにきて
私はパパに抱っこかおんぶをして甘えて。
私が甘えると目尻を思いっきり下げて抱っこもおんぶもしてくれた。
パパの大きな手が好きだった。
モデルさんみたいな細く長いキレイな手じゃなくて大きくてガサガサで指も太くて。
その手で私を撫でてその手で一生懸命、ご飯を作ってくれた。

だから私は寂しくても満たされていたんだ。

でも本当は気付いてた。

私が寝静まると夜に出かけていた事も。
オンナの人がきていた事も。

幼馴染の家は色々あるけど皆んな揃うとあったかくて。

パパはそんな家族をみて本当は寂しかったんじゃないかな。
自分もそんな家族が欲しいと。

幼馴染の家から帰る夜、
おんぶをされてる時、パパが私にボソッと言った事がある。
『お母さん欲しくないか?』

私は『いらない』と答えた。
『パパがいるからいらない、パパだけでいい』
そう答えた。

本心だったから。

無理してたわけじゃない。

小さい頃からパパさえいればよかった。

パパが淋しそうな顔をする。
私は欲しいといえばパパが悲しいと思ってたけど。
本当は欲しい!って言ってほしかったのかな。

でもさ、言わなくても結局、どんだけ再婚したんだよ!って天国にいる父うえにお聞きしたい笑

こんだけ好き勝手やってまだ未成年の娘を置いて死ぬとはどんだけ子供不孝なん?😡笑
死んでから一生懸命守られても困る。
生きてる時に思いっきり守ってほしかったっつーの!!
なんてここで愚痴らせて😂

でもまた私のパパになってよ。
そしたら今度はその時の奥さんとうまくやって
パパの理想の家族やろう!

パパの大きな手で握る🍙はどの料理よりも美味しかったよ。

来月は父の日。

早いけど。

パパ、愛してるよ😏

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