いつの間にか

人は、いつの間にか自分でも気付かないうちに、他人を好きになっている事があります。しかし、その事が分かるのは、その人が居なくなってからでした。冷静に考えれば、多分さほど自分が好かれては居なかったように思えるけれど、そして経験上もうお会いすることは無いだろうなと薄々思っていても、その人と二度と会えない事がはっきり分かってしまうと涙が溢れてくるのは何故なのでしょうか？喪失感なのか、責任感なのか、愛情なのかそれともただ単に心配しているだけなのか自分でも良く分かりません。
常日頃、仲良くして貰っている人達とは、そんな気持ちにならなかったのに。その人たちも自分みたいな人間にとって、身に過ぎた方々です。人の気持ちは分からないとつくづく思います。