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#17 特別な日には/及川恵子

ただただ静かに、お元気で。

こんばんは。
今日、初めてワークマンプラスに行きました。
思ったほどワクワクせず、ネットの情報を鵜呑みにするものではないな、と改めて感じているところです。

さて、今日のお題は「特別な日には」ですね。
特別な日かあ。ちなみに本日11月16日は「幼稚園記念日」だそうです。

そういえば先日11月10日、私の推しのお誕生日、かつ、推しがリーダーを務めるグループのデビュー10周年だったんですよ。

推しの誕生日…。そして彼のグループの記念日。

こりゃあもうお祭りじゃん!!!!

と思っていたんですよ。
当日までは。

その日、推しのグループは朝から情報番組に生出演。
その夜にはオンラインライブ。
しかもその特別な日に彼は個人のYouTubeチャンネルを開設…。
もう私の推しは大忙し。
特別な日を“最上級に特別な日”にするべくあれもこれもと詰め込んできたのです。

ただ、私は推しの姿を見て黄色い声をあげたいわけではない。
(だからオンラインライブも追っかけていないしライブにも行きたいわけではない)
あのお姿を見て「ふふふ…」となったり「ほお…」となったり「わあ…」となりたいだけ。
私の推しの愛で方は、「お慕い申し上げておりますスタイル」だから。

静かに、愛でる。お姿を見つめる。
仙台から、彼の平穏と健康を祈る。
結局、そんな厳かな思いでその日一日は過ぎていきました。
(ただ、いつかどこかで彼に取材したいという欲は捨てていません)

そう思ったところで、ここ最近、自分の特別な日(特に誕生日)ってどうやって過ごしていたんだっけと思ったのですが、
特別な日こそ静かに穏やかに過ごしているんです、私。

20代の頃は「我こそが世界の中心!!!」みたいな気持ちで誕生日やら記念日を過ごしていたんです。
自分に不相応なプレゼントまで買ったりして。それがお祝いなのだと。
もちろんそれもそれで楽しかったし、せっかくの特別な日なら盛大に過ごしたいところではあるけれど、今はただ、大事な人たちと穏やかにニコニコしながら過ごしたい。
そう思うことが増えてきたような気がします。

特別な日だけ、キラキラしたいわけでもないし、
特別な日だけ、自分が特別なわけでもない。
ただただ、自分も、大好きな人たちも、普通の日も特別な日も、元気で、穏やかで、健やかで、平穏で、朗らかでいてほしい。
そんなことを思うようになりました。

「何気ない日常が一番幸せ」

みたいな表現はあまり好きではないのだけど、年齢を重ねて、やはりそこに行き着くのかな。
「あの時のエネルギーはどこに行ってしまったの?」という少しの寂しさを感じながらも。

及川恵子

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※追伸
今更ですが、藤井風さんにハマりました。
才能が溢れ出る人を見ると幸せな気持ちになりますね。
彼の音楽は、素晴らしい楽曲として好きなだけじゃなく、「この音楽を聴いた私はどんな感情になるんだろう」と思わせてくれるところも好き。
部屋の中、運転中、ウォーキング中、電車の中、家事の途中、入浴中…。
環境が変わる中で彼の音楽がどんなふうに私の中で響くのか、実験のような気持ちで聴いています。
音楽を聴く、という行為の新しい意味に触れた気がしています。