娘の1歳がもう少しで折り返す

娘、1歳5ヵ月。当然だけれど来月には1歳6ヵ月になる。

早い、早すぎる。
この間生まれたばかりだと思っていたのに、あっという間に1歳になり、そしてその1歳も折り返しだなんて。

私は子どもの頃の記憶が結構残っている方だと思っていて、
さすがに1歳の記憶はないけれど幼稚園に通っていたあたりからは結構覚えている。

そして小さい頃の記憶とてもゆっくり時間が過ぎる。
幼稚園には3年通ったけれど、今の感覚で言う10年くらいに感じていたと思う。
それほどまでに大人になると時間の流れが早い。

だからなんとなく、子育てをしている時はあの頃自分が感じていたように、ゆっくりと時間が経つのだと思っていた。
大人になるまではこんなに時間がかかるのか、と絶望に似た気持ちを持っていたあの頃のように。

でもそれは違った。
大人になってから感じる時の早さ、もしくはそれ以上のペースでちゃんと時間は流れて子どもは成長する。

1年前の記憶なんてとても鮮明で「あのドラマって1年前か」「〇〇ちゃんに会ったのはあれ、1年3ヶ月前か」とかそういうレベルで思い出せるつい最近のことのようなのに、1年前の娘の写真は今とは別人だ。

そのくらい、自分はたいして変わっていないのに、
子どもは見た目も中身も別人になっている。

それに対して0歳の娘を、1歳の娘を愛で切った自信があるかと言われたら、全くない。本当にあっという間に大きくなってしまうから。

きっとすぐ2歳になってしまう。来年には3歳になってしまう。
親は付いていけない。
どんなに愛でたと思っても、数年後には「あの頃の娘に会いたい」と思わないことはないだろう。

結局は目の前にいる娘をできる限り愛する、それしかないのだと思う。
そしてどんなに頑張っても後悔するのだろう。

子育ては刹那的だ。
大人になってしまった私には早すぎる時の流れに成す術がない。

兎角、かけがえのない「今」を大事にする。
子育てを通して再度気づいた大事なことはこれだ。


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