ホストファミリー

vol.1_13高校生時代⑤(いざ、オーストラリアへ!)

オーストラリア研修
無事に日本出発日に抜糸を済ませ成田空港へ。
この頃には、車椅子・松葉杖の使い方が相当プロ級に
(最速記録出るんじゃないかって程、早く移動できるようになっていた)

体が不自由になって今まで当たり前のことが当たり前じゃなかったことを痛感した。電車の優先座席も座るべくして座る人がいるんだなと改めて感じた。

オーストラリア研修での出来事を自分なりにまとめておく。

出来事①「空港のボディチェック」
初海外。初飛行機ということで、よくテレビなどで見るボディチェックを受けることに。

成田空港では入念に、ベルトや時計を外し
金属探知されない様に努めた。
が、案の定ピンポーンとなってしまった。さてどこから・・・実は川口の足には手術の際にボルトが埋め込まれていたのだ。

オーストラリアでも同じようにボディチェックを受けることに・・・怖そうな黒人のガードマンにチェックを受ける際に「my leg has iron!」と自信満々に答えたが、別室へ連れていかれた。。。英語の先生が弁護をしてくれたおかげで釈放されることとなる。

出来事②「ホストファミリー」
私と同い年のMatthewくんの家に11日間滞在することとなった。海外版ヲタクってこんな感じなのかというようなMatthewくんだった。ホストマザーも本当に良くしてくれて恵まれたホストファミリーだったと思う。今でもfacebookで繋がっていてコンタクトを取っている。
あれから全然会ってはいないが、、、足が治った川口とまた会ってもらえたらな。

出来事③「またその話ですか・・・」
松葉杖でいるわけなので、毎回外国人から足の質問をされまくる。足が折れた経緯とでも大丈夫!というフレーズだけやたら英語が上手くなった覚えがある。

出来事④ホストマザーの優しさ」
たくさん色々なところに連れて行ってあげたいという思いから、動物園や海など連れて行ってもらった。
動物園も海も相当歩くこととなり、松葉杖免許皆伝の川口でさえ、さすがに砂浜は悶えた。

出来事⑤porno man(ポルノマン)」
これはホストブラザーとその高校の友だちに川口が呼ばれていたあだ名である。
そうなったきっかけは川口が海外のアダルトビデオを見たいとしきりにホストブラザーに懇願したからだ。

海外は全て無修正で当時逆に見させてもらって、げっそりした覚えがある。ホストブラザーからは最終日にお土産に絵柄が全員ヌードのトランプをもらった。

出来事⑥夢が英語に」
英語だけの環境で生活し始めて、5日目くらいのこと。夢が英語になるというタイミングが来たことを覚えている。夢の中の自分がすごく流暢に英語を話せているのにびっくりした。正夢には、、、ならず。

朝起きがけに足が折れていたことを忘れ、ベッドから降りるときに足をついてしまった。その時に反射的に出た言葉が「Ouch!」だった。嬉しい気持ちと恥ずかしい気持ちが半分半分だった。日本でこんな英語を使ったら恥ずかしいんだろうなと思いつつ、「環境」の大事さを感じた。

出来事⑦圧倒的な言語の壁」
やはり、英語を勉強してきたからと言っても全然話せない。どちらかというと日本人は、まだ文法をしっかり勉強してるため、文章を作って話すところまではできる。

だがせっかく作って話をした文章に対し、話し相手から言い返してもらった言葉が全然耳に入ってこない。もう一回言って!っていうセリフも何回も言うと申し訳なくなって、話を変えたりしなければならなかった。挫折。。。

第二外国語が英語同士の国くらいの方が、ゆっくりで聞き取りやすい気がする。公用語を英語としている国の人と話すのは、話すスピードや略語が多くてかなり苦戦する。

出来事⑧オーストラリアのデカさ」
シドニーの都会としての大きさ
広大な土地が誇る緑豊かな自然
日本と同じ島国なのに、圧倒的なスケールに驚かされた。世界ってこんなに知らないことに溢れてる!と本当に感銘を受けた。

色々な思い出の詰まったオーストラリア研修
川口1人ではとてもじゃないけど行くこともできなかっただろう。
智子・齋(=父親)・おじ・学校の担任の先生・英語の引率の先生・高校の友だち・ホストファミリーの皆さん・お医者さん・看護師さん

関係してくれた全ての人に感謝したいと思う。

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