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【MDC栃木サミット】栃木SCvs.ファジアーノ岡山 【餃子は宗教】





ねんがんの生むっくんだ!やったぜ!宇都宮からお送りしております。ここ数ヵ月諸般の事情でTABOUであったのでYATTOKOSAのむっくんだいすきクラブ(MDC)活動です。




のっけからこのクトゥルー感なんですが、餃子像って何がこんな造形にさせたんですかね…。夢に出るわ。どんなマッドサイエンティストが実験したらこうなるんだ。餃子と人で生体錬成でもしたのか。




宇都宮駅東口にて。#全員戦力外、とかあったな…あの頃は遠い昔のように栃木SCは着実に勝ち点を積み重ねています。5-4-1蟻地獄、心してかからねばなりますまい。



チェックインまで時間があるな~とうろついていたら大変なものを見つけてしまいました。餃子のピザ…ピザ…餃子が…




クエスチョンマークの化身となった私を迎えたのはむせ返るようなノスタルジック応接空間だった。オーナーのご夫婦が切り盛りされているミニマムな喫茶・バー空間でBGMも平原綾香でありかんぺきだ。発見なんですが、平原綾香はジュピター以外のほうが聴かせる曲多いでしたね。2時間ドラマが似合いすぎる空間でした。寛ぎがすごい。




お待ちかねの餃子ピザなんですが、なんのことはない、餃子のあんが具だったという種明かしで、餃子あんの中華旨味・トマトの酸味・チーズのコク・自家製ピザ生地のパリふわ感の強力なカルテットで普通にノックアウトされた形だ。旨すぎ。ビール頼むところだった。あぶない。グリスタに取っておくんだ…3年前に飲んだ地ビールがね、最高だったんだから…




ということで寛ぎすぎあっと言う間にスタジアムに向かうお時間になってしまった。





栃木グリーンスタジアム着。グリスタは栃木SC所属時代(2015シーズン)のパクさんを追いかけて以来。屋台の数もメニューのバリエーションも増えた感じで、アジア系、イタリアン、ブラジルのなんかとバラエティ豊かでした。3年間でだいぶ変わった印象ですが、当時は餃子食べてきてたのでスタグル見てなかったからかもしれない。

が、こんなに充実したスタグルなのに…ないッ…!地ビール…!3年前サーバーからなみなみと注いでくれた栃木の地ビールが…!ないッ!残酷な時の流れ!圧倒的誤算!


*3年前の日記






地ビールスタンドが消滅していて悲しみに暮れましたが、とりあえず席は取らないととスタンドへ。ピッチを臨む瞬間が現地へ行くハイライトの一つだと思うんですが、その瞬間を盛り上げてくれるグリスタの橋が狂おしいほど好き。





バァーン(銅鑼などの効果音) 

ジャーンジャーンジャーン(これは横山三国志)





近すぎちゃってどうしよう(2週連続)。なんだけど芝の状態がモグラ住んでんのか?!っていうボコボコぶりなのは変わっていませんね…仲間隼斗さんが確認しに来たのか早く出ていた。


*芝に関してはやはり栃木側も危機感を募らせているようで…2019年に全面張替えとのことなのでもう少しの辛抱なんでしょうかね。






地ビールがなくて悲しいけどハイボールはめちゃめちゃうまかったことは申し添えておきます(結局飲む)




あとスタグルで興味をそそられたのは卵焼きの屋台。





甘いのとだしが効いたのとがありましたが甘い方で。ふわふわでうまい。大根おろしがセルフサービスで脂系の多いスタグルでは嬉しいさっぱりとした後味になります。居酒屋でだし巻き卵を頼んでしまう習性があるおじさんなので嬉しいメニューでした。






ウォーミングアップも近い。こういうスタジアム、羨ましいですね。選手が近ければ凄さも分かりやすいし、応援も伝わりやすいし、自然と尊敬の眼差しで見るようになると思うんですよね。





むっくんも近い。カメラの質は悪い。




ということでようやく試合の話です。






栃木の3-4-2-1にたいして岡山は5-3-2、栃木は5バックと4人の中盤の距離を極力縮めて守っています。したがってパスをよりかは5-4の守備ラインの後ろにボールを放ってDFラインを押し下げ、中盤がもどりきらない間に仲間や上田、末吉がボールを拾い速攻を仕掛ける形を狙いました。

これがきれいに決まった立ち上がり、幸先良く最初のセットプレーで先制に成功したことで栃木は攻めるためによりラインが高くなり、この岡山の狙いがいっそう機能することになりました。

栃木の敵陣に攻めこむ際の形はシャドウの西谷が中央に絞ってボランチの間で起点になることなのですが、岡山は3人の中盤をボールサイドに寄せることでサイドに寄せる際の中央の数的な不利を解消していました。末吉のこの役割での振る舞いはシーズン当初に比べると遥かに良くなっていますし、関戸パパはこの役目をやらせるとマジMAMUSHIであり、中央のフリーマン絶対殺すマンであるので、堅かったですね。

それでも、栃木は西谷や浜下の両シャドウの突破から得たセットプレーで脅威を生み出しており、おおむね岡山のシナリオ通りであったものの予断は許さない前半でした。




前半おわったらイッチが選手全員にハイタッチして声をかけていてとてもよさがありました。ベンチが戦えるチームは強い。




後半。栃木の修正は西谷が増え(兄弟だそうです。14番と41番なのもあざといですw)、浜下がボランチへ。仕掛けられる選手が増えたことで岡山は引きこもってばかりはいられない形へ。



岡山はジョンチュングンを投入して前半の再現を狙いますが、栃木に崩されたことで攻撃にうって出る人数を確保できるバランスでロングボールをいれるシーンが激減。一回いいカウンターがありましたが、インナーラップで見事に裏をとったむっくん痛恨の宇宙開発。。


栃木ももう少しのところまで攻め、セットプレーも相変わらず怖かったのですが、関戸パパはマジでMAMUSHIだったしむっくんもさすがの粘り強さをみせていました。それでも何度かアブナイシーンは作られましたが、金山がシャットアウト。本当に大きいセーブが3つはありました。。。勝ち点をとれるキーパーだ。。。









パウロンが前線に残ってパワープレイで1点を狙った栃木でしたが、岡山がしのぎきりタイムアップ。水戸戦の失意を雪ぐ大きな一勝になりました。昇格争いも盛り上がります。





まあ、後半押されっぱでずっと向こう側だったので正直DAZNの方がよく見える試合ではあったんですが、目の前で喜色満面のむっくんを見せられちゃうとね。最高ですね。地球に感謝したね。カメラの質は悪い。





ということで試合は勝ったし、むっくんは最高にラブリーチャームな敵役だったし、素晴らしい活動になりました。以下蛇足です。




なんやかやで食べてなかった餃子ノルマをしっかりクリア。1店舗1個ずつ盛り合わせるスタイルはさながら12の星座が一同に集ったかのような強烈無比の餃子力(ぎょうざぢから)よ



長く苦しい戦いだった。。。(店舗ごとに全くことなる味わいでめちゃめちゃうまかったし面白い経験でした)

あと、宇都宮は餃子を推しているのはわかるんですが、冒頭の「餃子像」もそうなんですが、なぜか偏執的な嫌いがありますね。なんというか、もはや食品ではなく偶像として餃子を見ているようです。こういうタイプのグルメの推し方は見たことがないのですが、どういう動機なんでしょうか。。







餃子にたいする信仰心に中てられましたが、ちゃんと(?)文化も存在していました。益子焼がとてもポップで現代的な小物のラインナップが多くて30分以上売り場で物色してしまいました。完全にあやしい風体だったと思われます。いま思い返すとはずかしい






このかわいさはおもわぬ収穫。去年現実逃避で始まったぐい飲み購入熱が再燃してしまった。日本酒はのまないんですけれども。

宇都宮以外は未開の地なので機会があればまたつっこんでいきたいところです。宇都宮自体も偶像としての餃子に関してはまだ奥が深そうですし。あと宇都宮高校出身の知人に聞いたところ校舎のすぐそこに幸福の科学の神殿があるらしいのですが見損ねてました。書いてる今思い出した。

再訪の期待が膨らむMDC活動でした。またいずれ。




それでは。