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ファジアーノ岡山2019シーズン人物相関【シリーズ:むっくんだいすきクラブ!!】



椋原健太選手の活躍を通してファジアーノ岡山を語る記事群「むっくんだいすきクラブ」がありがたいことにシーズン2を迎えるということで「むっくんだいすきクラブ!!」にパワーアップしました。



それを記念しまして、今回はシーズン2放送直前特集。ドラマなどによくある人物相関図みたいなイメージでむっくん推しおじさんの目線からファジアーノ岡山の2018-19選手編成を概観していきます。

簡単にいうと「補強の評価」というやつですが、それだけでは味気ないじゃん、という意味のなんかになっております。

先に断っておきますと、絵やphotoshopの心得がないので、相関図の画像などはありません。みなさんの心の眼で描いてください。念写に成功した場合は是非ご一報ください。

監督の交代により基本の陣形がよくわからないので、公式戦で目視した選手の持ち味やググった情報から推測されるものから(つまり独断に基づいて)役割ごとにポジションを割り振ります。役割による表記のため一人の選手が複数のポジションに表記されることがあります。どのポジションで出てくるかお楽しみですね。

というわけでいってみます。メンバーは記事公開時点の情報です。しれっと加筆修正がありえますのでご了承ください。

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監督

選手を率いる人。頭脳とカリスマでチームを導き生き馬の目を抜くプロサッカーリーグをサヴァイヴする真の男だが、孤独で、常に次の勝利を求めねばならず、気を休める暇もないわりには、真っ先にバッシングが来るので急速に老ける。


有馬賢二 ★新加入←2017U15世代代表監督

 

 4年間指揮をとってきた長澤徹監督が契約満了となり新たな監督として有馬賢二氏が就任しています。2013年に監督資格となるS級ライセンス取得、Jリーグの指揮は岡山よりもひとつ下のリーグとなるJ3のYSCC横浜で2年間のみと指導歴の浅い指揮官といえるでしょう。

 試合を観たことがないのでなんともいえませんが、YSCCでは3-4-2-1や4-4-2、U代表では4-4-2だったようです。おそらく陣形自体は選手に合わせているのでしょうから大きな意味はないでしょうし、サッカーの中身自体も選手が大きく変わらない以上は今までの岡山のサッカーから大きく変わるとは考えづらいところです。

 現役引退後2004-2008年までFC東京のU18、2009-2010年でトップチームコーチという経歴ですので、前監督同様FC東京とのパイプということのようです。むっくんの経歴(2008年トップチーム昇格)ともどんぴしゃですので、ひじょうにのうみつなアレコレが期待できます。


新体制発表イベントより。有馬賢二監督。青年監督が実績のある選手たちをどのようにまとめていくのか。注目が集まる。



GK

ゴールキーパー。手を使ってゴールに入りそうなボールを止めたり、たまにコーナーキックでゴールを決める人です。CBのかわりにパスを出すこともあります。

一森純:22試合 
金山隼樹:20試合
椎名一馬:0試合
イ・キョンテ:0試合

 

一森、金山が半分ずつ出場機会を分けあうGK争いはハイレベルで失点はリーグ2位の少なさ。その体制を今季も継続したので大崩れはしなさそうです。監督交代によってより攻撃性=パス能力を求めるなら一森かそれともシュートストップの安全性を重視するなら金山かというチョイスができるのはだいぶ贅沢な感じはしますね。

 昨年と同じなのであんまりコメントはありませんが勝ったあとにDF陣と労をねぎらう姿がひじょうにkawaiiので今年はより多く見たいところです。



今年もハイレベルな争いが期待できそうなGKセクション。人柄もハイレベルなので心に来るんですよね。



CB

センターバック。GKの目の前に陣取ってゴールを奪おうとする相手選手を止める人です。2人ないし3人出ます。相手がガチガチに守ってくる場合やCBが3人並ぶ場合は攻撃の第一手も担います。

喜山康平:40試合1得点(cap)
濱田水輝:23試合3得点
後藤圭太:18試合2得点
増田繁人:15試合1得点
下口稚葉:12試合
阿部海大:7試合1得点
チェ・ジョンウォン:1試合

 
 キャプテンを除くと出場機会が分散したのは故障が相次いだから。DFラインが安定しませんでした。失点こそ少なかったものの、機能的な守備とそこからの攻撃というものがなかなか上手くだせなかったことが低迷の理由と考えられます。とはいえ、昨季大補強をしたので契約年数も残っているでしょうし、新たな補強はなし。

 低迷自体はCBの責任とも言えませんが、後藤圭太・濱田水輝・増田繁人の昨季新加入三傑の期するところは大きいでしょう。彼らの離脱の陰で出場機会を得ることのできた若い阿部海大や下口稚葉の突き上げも期待できます。というかさせてくれ。むっくんのCBは非常に心臓に悪かった。

 


“マグ”増田繁人(190cm)とのデコボココンビこれが大すき。後藤圭太の散歩好きの犬のような嬉々とした攻め上がりも昨季は楽しかったです。多士済済。



SB・WB

サイドバック。2人のCBの両側に配置される将棋の香車担当の人です。まっさきにねらわれるので大抵損な役回りですが、攻撃を効果的にするには彼らの走りが不可欠。

ウイングバック。CBが3人に並ぶ3バック時のサイド担当。基本サイドがワンオペになるので死ぬほど素走りとタイマン力が要求されます。素走りのタフネスを活かすSB的選手とタイマンでも攻めきれるSH的選手とに大別されます。むっくんの担当はここ。

三村真:35試合1得点
椋原健太:32試合
田中裕介:5試合  ★新加入←C大阪
廣木雄磨:11試合   ★新加入←レノファ山口

仲間隼斗:38試合8得点 ※オプションで担当
下口稚葉:12試合 ※オプションで担当
デューク・カルロス:0試合

 
 昨季はサイドが薄い構成で離脱続出で一番割りを食ったポジションになってしまいました。むっくんも序盤は初めてのウイングバックにしてはという質の高さを見せたものの中盤以降なかなか結果には結びつけられず。終盤の負傷離脱も痛かったですね。

 高橋を広島から夏にレンタルしましたが、コンディションが上がらなかったようで、CBの下口の方がむっくんの不在を埋めたというのも寂しい状況でした。安定して活躍したのはSH的な左WB三村真くらいでしょうか。

 長く岡山のサイドを支え続けた澤口が契約満了となったこともあり二名の補強ということになった模様です。廣木も田中も3バックのCBもやっているようで4バックも3バックもいけるぜ感が醸し出されているような気がしますが高度な情報戦でしょうかw

 ともあれ、今季は実力者の加入もあり昨季は存在しなかった「スタメン争い」を予感させます。自動的に出場していたむっくんも今季はそうもいかないでしょう。どんとこい。



三村真(写真左)とのchiisaiコンビがシーズン1不動のkawaii両サイドでした。



田中裕介とはC大阪でチームメイト。豪チャンピオンクラブ在籍経験もあるベテランとスタメン争いか。熱いぜ。



CH

セントラルハーフ。味方が不利にならないよう気を配る真ん中の二人。絶えず前線と後衛のやりとりをする役割からしばしば「フィルター役」と呼ばれます。

上田康太:40試合3得点
関戸健二:20試合2得点
武田将平:15試合2得点
デネル・ピニェイロ:0試合 ★新加入←ヴィラ・ノヴァ(ブラジルセリエB)
久保田数音:2試合 ★レンタル(←鹿島アントラーズ)
松本健太郎:0試合
ユ・ヨンヒョン ★新加入←ユンソク高校ソルFC(韓国) 


 昨季は4年ぶりに復帰した上田康太が牽引した中盤のポジション。ボールを扱う技術と味方の調整能力が頭ひとつ抜けているので今季も絶対的になりそうです。が、大卒初年度から大柄な身体を武器にメキメキと力を付け上田の相方のポジションを射止めた2年目の塚川孝輝がJ1昇格の松本に引き抜かれたため、再編を余儀なくされています。

 塚川の代わりに獲得したと思われるデネル・ピニェイロですが、どうやら14-15シーズン以来出場がないっぽいんですよね。これは果たして大丈夫なんでしょうか...w 

 昨季思いきりのよい攻撃参加とプレッシングで出場機会を伸ばした武田将平や大卒2年目となる松本健太郎にもチャンスがありそう。困ったときの俺たちのミスタータフネス関戸健二が控えているので、2人にするのか3人にするのかも含めていろいろと試行錯誤しそうですね。もっとも注目を引くポジションになりそうです。


顔面偏差値なら東大主席待ったなしの関戸健二(右)はこの麗しさで田中英雄ばりのストロングスタイルなのが良い。むっくんと右サイド組んだときとか偏差値やばかった。ハーバード飛び級してた。




SH・OH

サイドハーフ。CHの両側にいる人。守備では外側から追いかけ相手を挟み撃ちにしたり攻撃では敵陣に最初の打撃を入れる斬り込み隊長をしたり、常に走り回る一番しんどい人。

オフェンシブハーフ。概ねSHと同じですが、外側ではなく内側で敵陣を崩す方に持ち味がある場合はこちらとなります。「トップ下」や「シャドウ」と呼ばれる前線からCHの横まで広い範囲でボールを持つ人。
※CHが3人横並びになる場合はその両側がこの役割となり「インサイドハーフ」と呼ばれますが、呼称多すぎるとキリがないのでOHに統合します。

仲間隼斗:38試合8得点
レオミネイロ:16試合4得点 ★新加入←アビスパ福岡
久保田数音:2試合 ★レンタル←鹿島アントラーズ
松木駿之介 ★新加入←慶應義塾大学
関戸健二:20試合2得点 ※インサイドハーフ
武田将平:15試合2得点 ※インサイドハーフ
三村真:35試合1得点 ※オプションで担当

 
 3-4-2-1の「2」の部分、4バックの場合はFWの後ろのサイドと真ん中の担当です。昨季は仲間隼斗が圧倒的な個人技で孤軍奮闘。仲間にとりあえず渡すこと=攻撃という趣になっていました。

 それだとさすがに厳しいねということで福岡からやってきたレオミネイロには期待がかかります仲間よりもゴールに近い場所で個人技で捻るタイプの選手のようですね。岐阜時代にサイドもやったことがあるようですしサイドに開くのが好きっぽいので、齊藤和樹や仲間隼斗と共にサイドに置いての4-4-2や4-2-3-1もあり得るのかもしれません。三村真も元々前線なのでいけるでしょうし。3-4-2-1継続の場合はCHの選手をそのまま前線に押し出したりSTの選手を下げることもできるので選手層の問題はなさそうです。

 慶應義塾大学からのルーキーである松木駿之介もSTタイプっぽいですし、鹿島から駆け込みで久保田数音をレンタルしたあたりを見ると、昨季もっとも苦しんだ崩しの局面で牽引できる選手を必死に集めまくっているという感じがします。有馬監督の解答やいかに。



むっくんの2つのアシストはいずれも仲間隼斗へのもの。深刻な前線不振の中孤軍奮闘しました。むっくんのアシストを増やしてくれる選手が急募なのです。



ST

セカンドトップ。ゴールを決める担当のうち、技で相手のCBを出し抜く方。ゴールに必要なことを縦横無尽になんでもやります。OHと被る部分も多く兼務も多いですが、CFとより近い位置をとるなどゴールを目指す役割を優先されています。

仲間隼斗:38試合8得点
齊藤和樹:38試合3得点
赤嶺真吾:36試合2得点
レオミネイロ:16試合4得点 ★新加入←アビスパ福岡
武田拓真:1試合

 
 起用法としてはSH・OHの項と全く同じになると考えられますので、コメントは割愛します。3-4-2-1の2や、2トップの片方ないしは両方を上記の選手が占めることとなるでしょう。


ユース以来の盟友大竹洋平(写真中央)が長崎へ移籍してしまって寂しい限りですが、とにかくクロスのうまいサイカズ氏(右)とのサイドのコンビネーションも見所あり。今季はさらに魅せてくれるでしょうか。





CF

センターフォワード。ゴールを決める担当のうち、後ろから来るボールをめっちゃトラップする方。相手の守備を引き付けるタフガイが求められます。こちらはMFの選手に求めることはまれで、いわゆるフォワードの選手があてはまります。

イヨンジェ:11試合1得点
赤嶺真吾:36試合2得点
齊藤和樹:38試合3得点
福元友哉:10試合
ハディファイヤッド:12試合3得点 ★新加入←JTDセカンド(マレーシア2部)

 
 最前線の選手は長期離脱で真価を発揮できなかったイ・ヨンジェのフル稼働が最大の補強と言ったところでしょうか。相手の海峡(CBとSBの間の弱点となるスペース)にロングボールを飛ばして走らせれば天下一品。岡山の堅守と速攻を一人で成立させた選手でした。

 そのため依存度も深刻でしたので、彼の骨折がチームに大きく影を落としてしまったということもありますし、肝心要のゴールからストライカーが離れないと攻撃が成立しないということでもありましたので、今季は攻撃の型の改善が何よりも目指されてきます。

 チャンスメイカーとしての能力のみを見せるに留まった齋藤和樹の発奮も待たれます。大ベテランとなった赤嶺真吾はピッチ上の監督としてまだまだ頼もしさを見せているわけですが、フル稼働を望むことは難しいわけですからね。

 マレーシアの子はちょっと分からないです。マレーシア初のJリーガーとかいうコタツでも書けそうな言葉以外に語るべき言葉があるのか見られればいいなとは思います。


昨季はスタートダッシュを牽引したものの長期離脱で思うようなパフォーマンスとならなかったイヨンジェ。戦術的負担を減らしてフル稼働に導いてあげられるかが命運を握りそう。



未来へ


今季も個性豊かなメンバーが揃い、2年目のむっくんも新たなステージへと進んでくれることでしょう。監督が変わったのでチームが大きく変わるというよりかは、在籍2年目の選手が多くなりますので、彼らが真価を発揮したり新境地を見せてくれるという部分に期待がかかるのではないかと思われます。

2年溜めた分の大きな”ケミストリー"が起こるを楽しみにしたいところです。まずは新監督の掲げるサッカーと、そこでどんな役割が求められるのか。見ることが出来ればなと思います。

そして...こんなむっくんや...あんなむっくんを...今年も見たいものです。尊さ...母なる宇宙...未来へ...。





To be cotinued....