見出し画像

【むっくんだいすきクラブ】続編制作記念 シーズン1名場面集



パワリオワー!(ファンファーレ)

\椋原健太選手契約更新記念!2018シーズン名場面集!/

テッテレッテテッッテテッドドスコスコスコドドスコピロペペ-

というわけで今季のむっくん名場面のおさらいでございます。詳しくはこことか参照してテレビから離れて見てね。




シーズン1のあらすじ

椋原健太選手(むっくん)は2018年FC東京ユース時代の恩師である長澤徹監督に乞われる形でファジアーノ岡山へ完全移籍します。これまで4バックでのプレーが主だったむっくんはここで初めての3バックのサイドのポジションに挑戦しますが、うまく定着して上田康太やイヨンジェらと共に悲願の昇格を目指すチームを引っ張る選手に。果たしてむっくんは岡山を、恩師を、悲願の昇格に導くことはできるのか...


「むっくんだいすきクラブ」シーズン1SOUSYUHEN
・見た目が質的優位の巻
・初めてのWBの巻
・CB緊急出場の巻
・フィニッシャーむっくんの巻
・停滞と無念の負傷の巻



見た目が質的優位の巻


むっくんの名場面といえばまずはなんといっても「質的優位」、つまり圧倒的なkawaiiですね。毎試合「ブロマイドでスタジアムが建つのでは?」という撮れ高を発揮していました。




これは怖い話なんですけど、この甘いキャラクターなのにめちゃめちゃストイックで、めちゃめちゃ熱い選手なんですよね。人として格好良い。

私は広島でのむっくんの「多くは語りません。全身全霊で闘います」からのSBかくあるべしという不言実行の質の高さで無理だったし、勝てば残留かもという一番での守備の執念で語彙を失いましたし、「残留できてよかったです。その一言に尽きます」でもうだめでした。格好よすぎ。怖い。




岡山でもチームの勝利のため、という想いを発散しなかった瞬間はなかった。それがまずは一番の名シーンでしょう。それがFC東京でもC大阪でも、そして岡山でも愛される理由なのでしょうね。



初めてのWBの巻


さて、サッカーの方の名場面ですが、まずこれまで4バックのSBとしてキャリアを積んできたむっくんが岡山で3バックのWBに初挑戦します。

4バックとの大きな違いは攻撃でも守備でも一人で対応しなければならない場面が大きく増えるということ。4-4-2ですと前のサイドの選手との連携が重要な役割となりますが、3バックですと中央により多くの人数を割く分サイドは敵陣から自陣まですべて一人で賄わなくてはならないという状況が多くなり、一人で突破しきる力、一人で守りきれる力が求められます。

ですが、そういった変更にうまく適応し開幕の徳島戦から「格の違い」とも言うべき対人ストップと大胆なドリブル突破を見せていき、栃木戦でも対面の選手を圧倒。

3節の大分戦では慣れない左サイドでも起用されますが、J2屈指のウインガー松本怜を押さえ(突破されなかったとは言ってない)ます。上田康太やイヨンジェ、濱田水輝や後藤圭太とセンターラインの増強がはまったチームをサイドから渋く支え3月4月の開幕11試合を7勝3分1敗と驚異のロケットスタートを遂げるまでに。このまま昇格待ったなし...遂にやったか...!?


!pickup!第2節栃木SC戦
昇格組の栃木を相手に質の違いを見せつけるような圧巻のボール奪取。さらには裏街道まで見せるキレキレの突破力も披露しました。ウイングバック初めてなんでしたよね?カマトトかな?



CB緊急出場の巻


こういうときのことわざに「好事魔多し」というものがありまして、攻守のスイッチとして全幅の信頼を得ていたイヨンジェが3ヶ月の長期離脱となったのを皮切りに負傷離脱者が続出。

DFラインに負傷者・欠場者が集中してしまったことで、福岡戦ではむっくんまさかのCB起用。対人の強さが見込まれた、とはいっても全く勝手が異なります。

福岡戦ではロングボール対応が多かったことで競ることに集中できて引き分けをもぎ取れたものの、続く水戸の流動的な3トップ下攻撃に大混乱。伊藤涼太郎にチンチンにされてしまいあっという間に3失点となってしまいました。

前線では仲間隼斗が徐々に攻撃を牽引する存在となってゆきますが、メンバーを固定できなかった影響か5月6月の9試合では開幕から一転してわずかに1勝と昇格争いは一気に暗転します。


!pickup!第14節水戸ホーリーホック戦
試合としては勝負にすらならないどうしようもないものでしたが、最後尾から必死にチームを動かそうと声を張り上げるむっくんはとてもエモーショナル。関戸さんとの顔面偏差値東大理Ⅲコンビも最高でしたね。後半はポジションチェンジしてサイドえぐったのが戦術的にもよかったのですが、ポストに2度阻まれ6バックに開き直られる前に得点にならなかったのが残念。




フィニッシャーむっくんの巻


さて、長澤徹監督のチームは忍耐強いプレッシングと5バックブロックには定評があるものの慢性的に攻撃の連動性に課題を抱えており、前出の負傷者の続出によって表面化してくることになります。

その中で安定して出場機会を伸ばした両ワイド、三村真とむっくんの両翼がフィニッシュに積極的に絡むというシーンが目立つようになりました。開幕から積極的な突破を見せてはいましたが、メンバーが安定しなかったことや3-5-2の導入でサイドに攻めこむ人数を増やす試合も出てきたことによって相対的にサイド攻撃の重要度が上がってきたと解釈できるでしょう。

元々右サイドからの攻撃は乏しく(ロングボールか、繋ぐ場合も喜山・上田・三村・仲間の左サイドが主な拠点となるため)、左で作って空いた右ワイドをかけあがってのクロスもなかなか合わず、アシストがなかなか生まれないむっくんですが、絶え間ない上下動によって特に試合終盤で左からのクロスに合わせ決定機を作る、というシーンが定番になっていきます。

ほとんど毎試合見られたチャンスながら残念なことにそこからのゴールが生まれなかったのですが、苦境を変えようとするチームを象徴するような変化で、ひとつの名場面でした。ひとつ決まっていれば別の世界線が待っていたのかもしれませんね...


!pickup!第21節金沢戦
4試合連続無得点、仲間隼斗が全部なんとかするだけやんけというボール前進の形にメスを入れようとした結果が現れた試合。良くも悪くも目立たなくなってきていたむっくんが攻撃面で前面に出てきた珍しい試合でした。乏しかった連携攻撃に結果が出たことで続く東京V戦では決勝アシストを記録。チームを上向かせることができました。




停滞と無念の負傷の巻

攻撃面の戦術的なアプローチと夏の補強でもジョン・チュングンを獲得するなどテコ入れが見られ8月を3勝2敗、9月最初の栃木戦をウノゼロで逃げ切りプレーオフ圏内へ望みをつなぎますが、DFライン離脱の連鎖は止まらず、苦手の千葉に再び完敗を喫すると、続く京都戦ではイヨンジェが復活弾を決めるも勝ちきれず。

そしてヴァンフォーレ甲府戦を前に練習中の負傷でむっくんが離脱。怖れていたことが起きてしまいました。全治は4週間。チームはさらなる苦境にたたされてしまい、プレーオフ進出の望みが絶たれることに。昇格の立役者となることは、叶いませんでした。


!pickup!第34節ヴァンフォーレ甲府戦
温泉が気持ち良かったので良かったと思いました(焦点の合わない目)
というのは冗談として、岡山のサッカーの仕組みから逆算された機能的なサッカーで元J1の力を見せつけられた試合でした。試合前日にむっくんの負傷離脱が公表されたショック以上にショッキングな完敗。結局この試合で突きつけられたものに答えを出せないまま以後8試合で1勝2分5敗。2010年の17位以来最低の15位でシーズンを終えることになりました。





~シーズン2予告~


いかがでしたでしょうな。あんな名場面、こんな名場面とありましたね。みなさんの「心のアルバム」にはどのシーンがありましたでしょうか。

シーズン1は当初の目標からすればバッド・エンディング、昇格の夢が絶たれ恩師である長澤徹監督は契約満了でお別れということになってしまいました。

それでもむっくんは来年も岡山でプレーを続けることを決めています。MDCの第二期製作決定です。このまま終わってほしくなかったので「よろしい、本懐である」という気持ちです

新監督は有馬賢二氏。この方もまたFC東京時代にむっくんを指導したキャリアがありそうです。育成年代での監督経験はおありのようですが、クラブレベルではJ3のY.S.C.C.横浜のみと経験の浅い部類でしょう。

岡山がこの新監督とどのようなプロジェクトを描いているのか、この新監督は何を描くのか。そして、そこでむっくんはどのように役割を果たすのか。来季はむっくんのよりパワーアップした姿でワオワオできればと思います。


それでは!