集落の秋祭り
町内のそれぞれの地域では、毎週末どこかのお宮で夜神楽の舞が奉納されています。私たち夫婦が住む集落でも秋祭りがいよいよ開かれます。
毎月のようにある地域の掃除に加え、先週末はお宮の掃除と、お祭りに向けて幟立てを地域の住民をあげて行いました。
朝9時ごろから集まって、落ち葉をかいたり、お宮の中を掃いたり、磨いたり。
「まめにやりよるか?」これは広島の西側の山間部での方言で、「元気にしているか?」との問いです。先月も会ったけれど、集落のみんなで顔を合わせると、お年寄りの人たちは口々にその言葉で挨拶をしています。まるで次に会う時まで元気でいられるように、と願いを込めたおまじないのようです。
「にいちゃんは高いところ登ってもらわんと」夫は集落の中でも最年少。幟立ての方へと誘われて力仕事。私は妊娠9ヶ月なので、たくさんの人にお腹を触って頂きながら、落ち葉を集めました。
落ち葉には火をつけて燃やしたので、お宮の周りはもちろん、地域一帯が煙に飲まれてモヤがかかってしまいました。
来週はいよいよ神楽の奉納。ご年配の方が多い地域なので、夜神楽ではなくお昼から夕方まで。場所は地域にある公民館でのお祭りです。しかしながら、コロナ禍から久しぶりの開催とのことで、地域の皆さん全体が盛り上がっています。