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朝、パン屋さんの窯入れを見学して、草刈りをバリバリやった日


 朝6時半、パン屋さんへ向かう。もちろんまだオープンされていないのですが、昨日見学をお願いして見せていただけることになった。
 ただただ、今日の日記です。

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 暗くて、あまり慣れない道を進むと、パン屋さんの窯のお部屋にオレンジの光がぼんやりと見えた。ワクワクしながら扉を叩くと、「どうぞ」と優しい笑顔が見えました。中に入ると、ボワッと熱気が漂っていて、これから入るというパンたちがパンカゴに入って並んでいました。
 今日は新しい薪を使うとのことで、火の加減が難しい日だそうです。そんな大変な日にお邪魔してしまったのかとたじたじ。
 釜に入るまで、明日のパンの支度をされている店主さん。パンに使われているイチジクは出荷の際に少しの膨らみ具合や開き具合で商品にならなかったものを仕入れているとのこと、「全然分からないくらい立派なものなんだ」と話されていたり、干し柿のパンの今週の干し柿は実はパン屋さんの縁側でできたものだと聞いたり、その時々で仕入れるものによってもお店に並ぶパンのラインナップが変わってくる話を聞きました。
 こんな風にお仕事ができたらいいな、と思えるお話でした。

 パンの発酵時間のこと、パンに使われる小麦のこと、酵母のこと、とってもいい香りに包まれながらパンづくしの時間。
 早く帰って昨日買って帰ったカンパーニュが食べたい気持ちが溢れてきました。
 大きなパンたち、それぞれに形が少しずつ違っていて、店主さんのこの子は紳士だ、この子はワイルドだと焦げ目を評価されているのを聞いていると、窯入れだけを見学しただけなのに愛着が湧いてくるようでした。

 そして今日は久しぶりに草刈りをする日。前の家から草刈り機を持ってきたので、私が今車を止めている空き地を刈っていきます。斜面には猪が通った跡が沢山あって、草に紛れて山から出てきている様子がよく分かりました。
 
 草を刈り終えると、近くの人たちから声をかけてもらいました。この辺りは年齢的に草刈りができる人が少なくなってきているので、どうしようかと悩んでいたことも聞きました。
 草を刈る時はいつも音楽を聴きます。エレクトロニカを聴くことが多いけれど、今日は合唱曲を聴きました。この曲を歌ったクラスはだいたい優勝しちゃうんだよな、と思ったり、ピアノと若き歌い手たちのハーモニーに涙が出てきたり、まだまだ情緒が不安定です。
 また、以前のように仕事に復帰できたらいいな、と思っています。

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