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退職サポート

おいしい話には裏がある。

会社をやめたは良いが、
再就職するまでの期間と転職先での初給料までの期間、収入はどうする?

貯金を切り崩す?
副業note?
メルカリ商売?
失業手当?

一番手っ取り早いのが、貯金の切り崩し。
副業noteもそろそろ考えたい。
車は売ってしまったし、PCがないと仕事できない。
メルカリで売れそうなものはもう残っていない。

失業手当?
ん?

雇用保険をず―――っと払っているのに、
自己都合の離職では実際に保険金を手にするまで4か月待たされる。
その間、月1回の認定日にハローワークへ赴き、
就職活動をいかに頑張ったか報告する。

物価高の昨今、そんな状況では貯金も底をついてしまう。

ある時、こんなページを見つけた

自己都合の離職でも1か月後には失業保険を受け取れる、
しかも、本来頂く保険金にプラスして補助金が受け取れる。
まゆつばではあったが、説明会に参加する。

話を聞いてみると、これは法的に認められている補助金であるとのこと。
だが、これを申請するのには
「離職前」で「勤務を継続することができない相当な理由がある」
この2つの大条件を満たしていることが必要。

「勤務を継続することができない」=「就職困難者」
離職者は相当のストレスを抱えて離職するのだから、
就職困難者であるという理由付けをする。
医者に「ストレスのため、就職を続けることが困難です」
と証明してもらい、書類をつけて申請すれば
失業手当に補助金がプラスされて3ケタ万円のお金を受け取れるらしい。
会社では提携の医者もいるとのこと。

もちろんタダではない。
受け取った手当の20パーセントを会社への報酬として支払う。
私の場合190万円受け取れるとの話だったので、
うち38万円を報酬として支払うということになる。

100万強を受け取り、キャリアチェンジのために勉強するのもアリだろう。
開業資金にする人もいるかもしれない。
週20時間以内ならアルバイトをしても良いらしい。
再就職しても、もらえなかった分は後程もらえるらしい。

だが、待てよ。
この「就職困難者」のカード、1回使ったら2回目は使えないんじゃないの?
使えるにしても、ハードルが上がるような気がする。
国も馬鹿じゃないから、2回も3回も「就職困難者」だったら
「健康保険を使って、病院でしっかり治してください。」
と持って行きそう。

もしこの仮定が正しければ、
今回これを使うことで、例えば2年後、ケガなどで体が動かなくなって
国が想定する「就職困難者」になった場合、
本当に支援が必要なときに自分の首を絞めることになりかねない。

「考えさせてください」

私はZoomを閉じ、LINEをブロックした。


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