Tamaya

140字より長い独り言を置いてます。書きたい文章と読みたい文章を一致させたい。

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君を

 小瓶に手紙を入れて栓をして海に流す。その手紙を海の向こうの誰かが受け取って…。そんな物語を子供の頃には見聞きしたことがある。  連絡を取れなくなったある人への手紙を海へ流そうかと、ふと思う。  その人と出会ったのは2017年。ちょうどその頃に私は生まれて初めて趣味と呼べるものに出会った。趣味との出会いとほぼ同時期に新たな友人に出会った。それから数年間、趣味を通じた楽しいやり取りをしていた。イベントで会ったり、SNSを連絡手段にして趣味のこと、推しのことを語り合ったり。きっ

    • よみたい、よもう、よみたい

       始めた頃を振り返り、小さく苦笑いした。  自分の初投稿記事を読むと「おや?」と思う。短歌を詠みたい話はどこへ行ってしまったのだろう。どこかへ消えてしまったのかというと少し違うように思う。自分の心情だけの話なら、今でも短歌を詠みたい思いはある。「詠みたい」が「詠もう」に変わって、また「詠みたい」に戻った状態だろうか。  出来栄えは置いておくとして、自分が感じたことを三十一文字の言葉に置き換えていく作業はとても楽しかった。もう一度自然に「詠もう」と思う事はあるだろうか。ひとまず

      • 今ぼんやりと、書いてみたいな書けそうな気しないけどと思っているのは3年前に目撃した一手。非公式戦の予選で棋譜中継もなかったし、動画の視聴期間もずいぶん前に切れてるし難しいなあとぐずぐずしている。あの時感じた事は残しておきたいのだけれど。

        • 昨日のこと

           4月8日月曜日、関西奨励会成績表を見た。いつもと同じように、特定の一門の奨励会員の結果を順に確認していくと、ある所で目が止まった。「退会」の二文字を見た。(そうか、いつかあるだろうと思っていたけれど、今日だったか)と思った。将棋の子らの幸いをと書いてから、こんなにすぐにその日がやってくるとは思っていなかったから、そこに驚く気持ちはあった。けれど、それ以上に私の気持ちが波立つ事はなかった。奨励会員の彼の成績を見ていた先月と、退会という事実を確認した今と、私の気持ちになんら変化

        • 固定された記事
        • よみたい、よもう、よみたい

        • 今ぼんやりと、書いてみたいな書けそうな気しないけどと思っているのは3年前に目撃した一手。非公式戦の予選で棋譜中継もなかったし、動画の視聴期間もずいぶん前に切れてるし難しいなあとぐずぐずしている。あの時感じた事は残しておきたいのだけれど。

        • 昨日のこと

          将棋の子らの幸いを

           ある目的があって、一冊の本を手に取った。書名は『将棋の子』著者は大崎善生さん。その本には、主に元奨励会員たちの半生が綴られている。 奨励会 奨励会とは正式名称を新進棋士奨励会という。将棋棋士を養成するための機関である。だから元奨励会員とは、一時期奨励会に所属していたが現在は在籍していない人ということになる。奨励会は三段から6級で構成されているから、奨励会員でなくなるとは、三段から四段に昇段することか、あるいは退会することを意味する。四段は正式なプロだ。棋士と呼ばれる。だか

          将棋の子らの幸いを

          そろそろ書き上げたい文章がなかなか書き上がらない。2月いろいろ忙しくて3月も落ち着かないし。三段リーグまでにはなんとか…。

          そろそろ書き上げたい文章がなかなか書き上がらない。2月いろいろ忙しくて3月も落ち着かないし。三段リーグまでにはなんとか…。

          指導対局

           10日以上も経っているのに今さら文章化しておこうかと思ったのは、その間に腹の立つことと悲しくなることがあったからかもしれない。プラスもマイナスも記憶というものは徐々に薄れていく。ネガティブな出来事は記憶のままに、楽しかったことだけを記憶から記録に変換して、明確な濃い思い出として残したい。できればそれでマイナスな気持ちを見えないようにしたいと思った。 盤外 楽しかった出来事とは指導対局の事だ。指導対局とは、文字通り指導を目的とした将棋の対局である。対局時には指導を受ける側(

          指導対局

          その土地にいなかったから当事者ではなかったと思って過ごしてきた。けれどその時は知っている。当時ニュースを見て感じた事はまだ覚えている。私にも語り継げる事はあるだろうか。ここ数年は1月17日にそんな事を考える。

          その土地にいなかったから当事者ではなかったと思って過ごしてきた。けれどその時は知っている。当時ニュースを見て感じた事はまだ覚えている。私にも語り継げる事はあるだろうか。ここ数年は1月17日にそんな事を考える。

          将棋指してみようかと、

           将棋に強く興味を持ったのは今までに2度ある。1度目はNHKの連続テレビ小説(いわゆる朝ドラ)で「ふたりっ子」を放送していた時。2度目は藤井聡太四段(当時)がプロデビュー後の連勝記録を伸ばし続けていた時だ。 「ふたりっ子」の時 ふたりっ子は1996年度の後半に半年間放送された連続ドラマである。当時は楽しんで見ていたが、録画して何度も見ていたという訳でもなく、一通り見ただけのドラマの記憶は断片的である。香子、銀じい、オーロラ輝子と名前がすっと浮かぶ登場人物もいるけれど、ストー

          将棋指してみようかと、

          黙っているのもつらいが発するべき言葉が何かわからない。わからないという事、何かに祈る気持ちという事、それだけを備忘録に記すが如くここに置く。

          黙っているのもつらいが発するべき言葉が何かわからない。わからないという事、何かに祈る気持ちという事、それだけを備忘録に記すが如くここに置く。

          観る将目線での2023年総括

           1年を総括しがちな時期がきた。試みに将棋ファンとしてのあれこれを振り返ってみる。観る将とは名乗ったが私の観戦スタイルは特定の棋士、女流棋士の応援に偏っていることは先に断っておきたい。記憶に基づいてざっくりとまとめてみた。 1月〜3月 順位戦観戦。私が一番応援しているのはB級1組に在籍する澤田真吾七段。12局を戦い8勝4敗、4位で終える。最終局勝てばA級昇級という展開になっていたが叶わなかった。自分の気持ちの整理が少し難しかった。 https://www.chunichi

          観る将目線での2023年総括

          WEST.

           昨年の夏にファンになって、2023年はジャス民1年生として迎えた。所属事務所で起きていた事は「なんだか思うてたんと違う」という事ばかりだったけれど、WEST.の7人に対しては「思うてたんと違う」と感じた事はなかった。思っていた以上にすごい人達だと思う事ならたくさんあった。そんな1年だった。  2024年はデビュー10周年の年。良い年に、飛躍の年にと願う。同時に、今までだってずっと飛躍していたのでは?とも思う。ずっと地道に歩んでいるような、けれど地道と言うには彼らの発してきた

          楽しみに見てたドラマがだいたい終わってしまった。寂しい。

          楽しみに見てたドラマがだいたい終わってしまった。寂しい。

          大事な人の推し活に同行した。誘ってくれてありがとう。楽しかった。足は疲れたけど。

          大事な人の推し活に同行した。誘ってくれてありがとう。楽しかった。足は疲れたけど。

          一昨日朝ドラを見ていたら涙がとめどなく流れてきて、号泣という言葉は浮かんだものの声は上げていなかったので号泣ではないようだ。そういう泣き方は滂沱の涙と表現すればいいのだと、今日学んだ。

          一昨日朝ドラを見ていたら涙がとめどなく流れてきて、号泣という言葉は浮かんだものの声は上げていなかったので号泣ではないようだ。そういう泣き方は滂沱の涙と表現すればいいのだと、今日学んだ。

          「観る将」

          ※2023年の新語・流行語大賞に「観る将」という言葉がトップテン入りした。自分も将棋観戦が趣味なので、そこに便乗してみたい。ちなみに書いたのは今年の10月であり、肩書も当時のものである。 悲喜混じる夜に  2023年10月11日、第71期王座戦五番勝負第四局が行われた。同日20時59分、永瀬拓矢王座が投了した。それと同時に藤井聡太七冠は王座を含めた将棋界の八大タイトル全冠制覇を達成した。私はその瞬間をインターネットの映像配信や棋譜中継アプリで見ていた。  投了の15分程前

          「観る将」