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アニメ『アイドルマスターシャイニーカラーズ 』第1章 感想 加藤陽一とシャニの親愛度

始めに

こんばんは、シャイニーカラーズ はサービス稼動日から毎日プレイしている光章生Pです。
ついに5.5年間プロデュースし続けてきたシャニマスがアニメになるということで勿論映画館で観てきましたよシャニアニ。
シャニマスをアニメにしてくれたというだけで、映画館で上映してくれる。それだけでこれほど嬉しいことはない・・・んだけど作品内容をベタ褒めするかどうかは別問題。作品については冷静に分析して感想を話していきます。
評価はストーリー、映像、演出に分けて話していこうかと思います。

ストーリー

まずストーリーね。このアニメはシャニマス初見向けじゃないって言ってたけどその通りだよ。だって1話で真乃がなんで283プロ入ったのか説明されないもん!
勿論入るまでは見せますよ。見せますけど「アイドルに興味はありませんか?」ってPにスカウトされて、ベッドで寝たら「私、アイドルやります」ってどうゆうことやねん。確かにゲームと流れ一緒だけどゲームだともうちょっとPとやりとりあるし、アイドルになってから時間かけて凄い深掘りされていくからいいけどこれアニメなのよ? TVで放送されたら1話で視聴者離れていっちゃうよ?
真乃がアイドルやろうってキッカケ見せるのなんて30秒あれば足りるでしょ。例えばモールでアイドルやってる子見るとか、学校で部活やってる子が輝いて見えたとか。そこで心打たれる描写があって自分が輝ける場所はアイドルなのかなって思わせれば視聴者にも伝わるんだから。
2話目のアンティーカ回は良かった。こがたんが先導してアンティーカを引っ張ってる感良かったし、摩美々のわたあめポンポン見れたし、摩美々のジト目見れたし。真面目に感想言うと、MV撮影で嵐が吹く中どうするのかって壁が出た中で1発撮りで外で撮影するっていうのはアンティーカらしかったし、バベルシティグレイスに言葉が失われた都って物語性を持たせたのも良かった。1日であんな撮影できないとかロックハート城の上に炎吹上させるのは無理があるとかワゴン車のライトだけじゃ絶対ライト足りないとか。んな細かいことはいいんだよ! 演出なんだから。
3話目は後で話すとして、4話目の放クラ回。これは一番良かった。というか、脚本の加藤陽一は間違えなく放クラと一番相性がいい。初期4ユニットの中でも一番キャラの個性が強いし、コメディリリーフのちょこ先輩の使い勝手が良すぎる。さらわれノリノ凛世も最高だった。1話目から地元のお手伝いずっとしてきた放クラが地元でヒーローショーに出るっていうところは実に放クラらしかったし、興奮する果穂も良かった。ショーに来られなくなったヒーローの代わりを「見にきた子供たちを悲しませたくないから」っていうところが実に果穂らしい理由で自分たちがヒーローショーをする流れはいいし、果穂の成長も見れる。全力で悪役するPも最高だし、本番まで3時間しかないのに1からショー作っちゃうところにアイカツらしさも感じる。ラストの夢咲きAfter Schoolもテンション上がって動きが大きくなってる果穂も本当に良かった。
んで、問題は3話、アルストロメリア回。何ですかあの脚本?アルストP泣いてますよ。
やりたいことは分かる。将来どうなりたいか漠然と悩む甘奈が子供を元気づけられたことで目の前の人を笑顔にさせる。笑顔の花を咲かせるアルストロメリアになるって言いたいのはわかる。でも甘奈の悩みがどこから出てきたのか分からないから観客も感情移入できないし、フラワーフェスでいじけてる子供も何でいじけるのか一切説明がない。話に観客が入っていきたくても何の説明もしてくれないから作品から門前払いされてる感じなのよ。甘奈はアルストのセンターだから甘奈を話の中心にするのは分かるけどこんな無理やり甘奈の話にするくらいなら。今までグータラしてた甜花ちゃんが努力する話にした方が絶対良かったよ。千雪さんが雑貨屋を辞めてアイドルをしていくことに葛藤する話でも良かったし。とにかく、アルスト回は別の脚本家さんが書くべきだった。
総評してストーリーは65点くらいですね。シャニマス知らなかったら絶対もっと低くしてる。

映像

CGに関しては嫌いではないです。摩美々のモフモフをモフモフにしてくれてるし、2Dから3Dにするにあたってのキャラのバランスも良くとれてるし。ただやっぱりミリオン観た後だと少しポリピクのCGは固い感じがあるのよね。それでもシドニアや亜人と比べればかなり自然だし、最近作ってたガメラより全然CGの出来は良い(ガメラは内容はメチャクチャ面白かった)。ただ、モブキャラ。特にアルスト回の子供のCGが「あぁ、ポリピクの人間モデル」って感じのモデルだったからそこはもう少し自然にしてほしかったな。
そして撮影。アニメでいう撮影というのは画が出来た後の撮影処理のこと。これは映像を観た時の印象に直結するので結構重要な工程なんですけどシャニアニはそこが後一歩足りない気がするんだよな。

例えばこのボラーちゃんくんのカット。撮影処理を入れることで水面の反射だったり逆光が入ってかなり印象が変わってます。シャニアニはこの処理2が足りない感じがある。だから少し映像から無味無臭を感じてしまい、イマイチ温かみに欠ける印象を受けてしまった。ほわっとはさせてるんだけどアニメ全体的にやっちゃってる感があるのよね。そこが残念。
雰囲気は悪くはないんですよ。雰囲気は。

演出

スゥ〜あのクソダサタイトルフォントなんやねん!
何であんなデフォのゴシックぽいフォント使うの? ミリアニはミリシタの曲出てくるときと同じようにしてたよ?
コミュと同じにしろとは言わないけどもう少し見せ方があったんじゃない? テレビ版で直してくれるならまぁ許す。
それとユニットが変わるたびに右下に出るユニット名。優れた作品っていうのはセリフで説明しないっていうけど文字もダメでしょ。どのユニットの話になったかっていうのをわかりやすくしてる(G1トランスフォーマーのエンブレムターンとか)ってのは分かるんだけどいらないと思うんだよね。というか話の中でこのユニットはこうゆうものなんだって覚えさせないとダメじゃない?
そこを放棄しているように感じられた。
映像に変なブラーやカメラの横PANが入ってるところも気になったけど、その辺は劇場サイズで観てるからであって、TVだと多分丁度よく感じるんだと思う。観ていて画角狭いと感じた人もいたかもしれないけどTVで見ると絶対丁度いいサイズだから。

総評

シャニアニ。嫌いではないです。
ポリゴンピクチュアズを長年知ってる身からするとあんな自然な人間キャラモデルのアイドルアニメを作れるだけ驚きだし、そんなモデルで摩美々たちを動かしてくれただけで感謝ですよ…。放クラの話は完成度高かったし、古参P的にはアニメで「今の櫻木さんは多分、ひとりで練習したほうがいいと思う」を言ってくれたのも興奮ポイントだった。(初見の人には灯織の印象絶対悪くなってるけど)

まだ2、3章が残ってるからね。全然巻き返しはできますよ!
ここからイルミネの話とかW.I.N.G.の戦いとか熱い展開が待ってるんでしょ?
期待させていただきますよポリゴンピクチュアズさん。

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