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薬剤師はみんな薬局で働くの?薬剤師になるには大学は、4年制・6年制、どっち?

 全国に薬局は 6.2万軒とコンビニ(5.7万軒)よりも多くあります。
薬局には、薬剤師🥼が1人のところもあれば、数人いるところもあり、薬局で働いている薬剤師が多いのは事実です。
 薬剤師数は約32万人であり、男性が約12万人(39%)、女性が約20万人(61%)です。勤務先では、薬局勤務が最も多く6割、病院・診療所は 2割、かつて多かった医薬品メーカー勤務は 2割に達しません。
 なぜ🤔、薬局勤務の薬剤師が多いのかを説明します。
 ひと昔前は、診察を受けた病院やクリニックで薬💊を受けとる「院内処方」のが当たり前でした。ところが、現在では薬局で薬を受け取る「院外処方」がほとんどです。これは「院内処方」での弊害、即ち 院内処方の場合、大量の薬を処方すると病院の儲けも多くなり「儲けるために薬をたくさん出そう」への懸念、薬の種類が多くなり、高価な薬も増えて院内在庫では経済的負担が大きい、薬受け取りの待ち時間が長いなどの理由があり、1997年を転機として医薬分業、即ち「院外処方」の推進が始まりました。
 こうした背景で、薬局勤務薬剤師🥼の需要が増し、2006年度から薬科大学・薬学部の新設と共に薬剤師養成が目的として 4年制から6年制に変更
なりました。
 現在、薬科大・薬学部は、①薬剤師養成を目的とする6年制と、②薬の研究者養成📝が目的の4年制の2つのコースがあります。2年間延長で ゛臨床
現場での実習゙を行う事が必須となり、病院や薬局で 6ケ月以上の実務実習
が義務化されてます。4年制卒業しても薬剤師国家試験受験は出来ません
薬剤師🥼希望の方は 6年、研究者希望の方は 4年、人によっては更に大学院に進むか、自分の進路を決めてから受験して下さい❗
かつては4年卒で薬剤師取得→大学院進学が可能でした)。
*参考🏥
 最近の薬剤師国家試験の合格率は 69%、このうち6年制新卒の合格率は85%、同既卒(浪人)は 44%。医師国家試験の合格率は、97%で浪人合格率は 58%、看護師国家試験は、新卒の合格率が95%、浪人合格率は36%。

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