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⭕市販のリンデロンVs軟膏、使用する際の注意点です❗

 市販用のステロイド軟膏として「リンデロンVs軟膏・クリーム」が販売
されています。この薬は「しっしん、皮ふ炎、あせも、かぶれ、かゆみ、
しもやけ、虫さされ、じんましん
」に使用となっていますが、幾つか注意
があります。
 ステロイドは、肌のかゆみや赤みなどの湿疹に使用すると、肌のかゆみ・炎症の広がりを抑えられてくれる働きがあります。
 このステロイドには、゛作用の強さ゛に段階があります。
効き目が強いステロイド外用薬を使えばいいというわけではなく、塗る部位や症状にあわせて、適切なものを選ぶのが大切です。
 次の4点を「豆知識」として覚えておくことをお薦めします。
①「リンデロンVs軟膏・クリーム」は、5段階ある中、上から3番目の強さで、医療用の「リンデロンV軟膏・クリーム」と同じものです。
一般的には、お腹や首などに使用できる強さです。
②皮膚に塗った軟膏は、1~2時間程度で皮膚の奥の方まで染み込みます。
薬が落ちてしまったからといって、効き目がなくなるわけではありません。
同じ薬でも身体の部位により、吸収される割合は違います
例えば、腕の内側の「吸収のしやすさ」を1とすると、頬や陰嚢の「薬の吸収のしやすさ」は、各々腕の内側の13倍、42倍と吸収しやすい部位ですが、足裏や手のひらは、0.14倍、0.83倍と吸収しにくい部位となります。
④塗る量は、大人の「人差し指先~第一関節まで」薬を乗せた量(約0.5g)が、手のひら2枚分の面積に塗る量です。塗る量が少し多いと感じるかもしれませんが、十分な量をしっかり塗ることで、期待する効果が得られやすくなります。
 なお、「リンデロンVs軟膏・クリーム」は、顔や陰部、水ぼうそう・みずむし・たむしの患部、化膿している個所、目・目の周り、ニキビ・おできには使用しないで下さい。
 指示された期間を超えて長期間連用したり、自己判断で塗布範囲を広げたりしないようにしましょう❗

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