かぜをひいて頭痛も、そんな時にかぜ薬💊+痛み止めを一緒に飲んでませんか?
かぜをひいて頭痛もあるならば、かぜ薬と痛み止め薬を一緒に飲んだ方が、よく効きそうな気がするかもしれません。この飲み合わせ、必ずしも
正しいとは言えません。その理由ですが、かぜ薬は「総合感冒薬」と言われる様に、幾つかの薬が配合されています。
代表的な配合薬は、熱を下げ、喉・筋肉・関節の痛みを改善する成分
(アセトアミノフェン、アスピリンなど)、鼻水・くしゃみを和らげる成分(クロルフェニラミン)、咳・痰を抑える成分(メチルエフェドリン、デキストロメトロファン)、疲労の回復成分(カフェイン)です。
一緒に痛み止め薬として「カロナール錠」を飲むとしたら、同じ成分を
二重に飲む事になるからです。つまり、かぜ薬に配合されたアセトアミノフェンは、「カロナール錠」の成分と同じものです(カロナールの成分はアセトアミノフェン)。
市販かぜ薬には、アセトアミノフェンが 1回分として100~300mg含まれており「カロナール錠200mg」を一緒に飲むとしたら1回分で 300~500mgと多く飲むことになり、薬が効きすぎや副作用が起こったりする可能性が高くなるのです。
「漢方薬だから大丈夫でしょう?」と思うかもしれませんが、これも❎です。漢方薬としては、葛根湯や麻黄湯がよく使われますが、これらの中には、咳止め成分の「エフェドリン」という成分が含まれています。
風邪薬やせき止め薬にも「メチルエフェドリン」という成分が含まれている商品があるので、一緒に飲むと摂取量が多く過ぎて、副作用を起こす可能性があります。
最後にかぜ薬と花粉症薬も一緒に飲むのも注意が必要です。
かぜ薬には鼻水・くしゃみを和らげる「クロルフェニラミン」が含まれ、花粉症薬と同じ働きをする成分ですから、眠気が強くなりすぎる可能性がありますからです。
痛み止め薬を調剤薬局でもらい、かぜ薬はドラッグストアと別々のもらった場合でも構いませんから、いずれかの薬剤師さん🥼に聞いて下さい。
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