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RSPCA 英国動物虐待防止協会を訪れて

こんにちは、淡白です。

今回はオーストラリア研修旅行記第一弾!ということで、個人的に感動した施設について書きたいと思います。

その名も、RSPCA 英国動物虐待防止協会!!

RSPCAは動物福祉の普及を目指し、1824年にロンドンで設立された組織です。動物の保護・治療・トレーニング・譲渡・野生復帰・教育普及活動などを行っています。今回は私が感じたことを中心に書きますので、施設の詳細を知りたい方はこちらのリンクからどうぞ。

私は研修プログラムの一環でRSPCAを訪れ、スタッフの方から施設の説明を聞きました。その説明の中で一番印象に残ったことは、施設の役割の中にSocial Changeというものがあることでした。Social Changeとは、地元紙やテレビ・ラジオやSNSを使って情報提供したりRSPCAに関わってもらおうと呼びかけたりし、社会に対して動物福祉の浸透を促すことです。スタッフの方は情報提供や教育普及活動の重要性について熱く語っていて、「知ってもらう」ということに重点を置くという考え方が新鮮だと感じました。オーストラリアは動物福祉の概念が強い国ですが、国民一人が情報に触れる機会が多いからそのような土壌ができたのではないかと思いました。

私はそんなオーストラリアの一例を見て、日本でも教育普及活動のような「知ってもらう場の提供」が必要だと考えました。日本には密輸、ペットの野生化、虐待、多頭飼育崩壊、悪質なブリーダーなど「知らない」から起こってしまう問題が多くあります。(もちろん日本特有というわけではありません。)メディアは「かわいい」「かわいそう」を中心に動物を演出しがちですが、表面的なことではなく本質的なことをもう少し取り扱ってもいいのではないでしょうか。

以前別の記事で書きましたが、私は動物福祉を理解する土壌を日本に作りたいと考えています。これはRSPCAを訪れたことで生まれた想いです。興味を持ってもらうことや知ってもらうことの重要性について気が付いた、自分にとって大きな経験だったので今回記事にまとめました。RSPCAはこんな記事ひとつでは書ききれないくらいたくさんのことをやっていますので、ぜひご興味のある方はURLをチェックしてみてください。

では。

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