私が好きな曲の中で、最も新しい作品は誰の何の曲だろう。

私が好きな曲の中で、最も新しい作品は誰の何の曲だろう。
ふと思って調べてみた。

「祝日」カネコアヤノ (2018年)
「ワタリドリ」ALEXANDROS(2015年)

新しいとは言っても今は2023年なので5年前、8年前にはなってしまうのだが。祝日は偶然テレビで知り彼女のボーカルに度肝を抜かれた。ワタリドリはいつどうやって知ったのかまったく思い出せないが、好きな曲だなと思った。

大前提として音楽を聴くのに新しいも古いもなく、基本的にはあらゆる時代、ジャンルの曲を聴いている。しかし、21~22歳くらいまではいわゆるJPOPシーンで今どんな曲が売れているのか、ヒットチャートを賑やかしているのか、何の努力もなしに、たとえ好みでない歌手であっても一通りは把握できていた。しかしいつからだろう、流行りの曲について「把握」しなくなっていったのは。

「最近、カラオケで歌う曲が10代のころに聴いてた曲でみんなストップしてる。」

それは20代半ばごろ仲の良い友人の発した言葉だ。
カラオケで歌う曲が自分の中でアップデートされなくなった。
それは、親世代が最新の流行りの曲を知らず、昔の流行りの曲ばかりを口ずさんでいたことを思い出させた。

日常の些細な出来事ながら、大人になることや歳をとることを初めて肌で感じた出来事だったように思う。

そうなったきっかけは単に仕事が忙しくなったせいだと記憶している。

ちょうど私も友人も就職して働き始めたころだったと思う。友人は就職で東京に行き、二人とも多忙になり、以前のように定期的に地元の街で会って遊んだりすることができなくなったころだ。

最新の流行を把握しておくことが死活問題でもあった10代や学生時代から、社会人になり仕事が暮らしの主軸となり、さらに結婚や家庭を持つなど人生のステージが大きく変わるともなれば、暮らしの中での思考や興味・関心が変わっていくのはごく自然なことだ。
だからどうということでもない。
単に関心がなくなっていったというだけの話である。

しかし、私自身音楽そのものへの興味が失せたわけではなく探究心は続いている。冒頭で紹介した2曲もポピュラーソングへの関心という大枠の中で偶然引っかかった曲達にすぎない。


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