親は鏡か

子ども時代はどうしても親次第で周りからイヤな思いをさせられる時がある
あなたのお母さん○○だよね。あなたのお母さん○○だから。
昔は平気で関係のない子どもにそう言ってくる大人がたくさんいた

子どもながらに母という人には違和感があった
あの人は友達と呼べる人がいなさそうだった
それは私の友達の親、いわゆるママ友付き合いをしている姿をみていてそう感じていた

あの人はなぜあんな事を平気で言うのだろうか
あの人はなぜそんな態度をとるのだろうか
分からない事だらけだ

そんな親を見ていて不安だった事
それは“似ているね”と思われていないか
親子である以上遺伝はする
音楽、数学、スポーツ、アトピー、歯並びetc
隔世遺伝もあるくらいだ

ありがたい事に、“似ている”と言われた事があるのは赤ん坊の時の写真が父と瓜二つだった事以外なく、私の親だと紹介すると驚かれるくらい似ていないらしい
私は“似ていない”と言われると心底ホッとする
彼女らのように無神経でないのだと
彼女らのような特性はないのだと
安心できるから


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