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【26卒向け】都庁に合格までの道のり《完全無料記事》

はじめに

こんにちはmaruiです。私は自身の体験をもとに、民間就活に比べて情報が少ない公務員試験の情報を中心に記事を掲載しています。

 今回はその中でも情報が少ないと感じた都庁の採用試験に関して完全無料で記載していきたいと思います。というのも、「インターネット上には同日実施の特別区採用の情報ばかり、やっと見つけた都庁対策の記事は有料ばかり」とうんざりした経験があるからです。該当者が多い特別区対策の記事が多くなるのは必然と言えますが、、、、
最後にこの記事を見ている方に最も伝えたいことを記載しましたので、その部分だけでもぜひ見ていただきたいです。
※この記事の内容は主に都庁Ⅰ類B一般方式向けとなっていますが、公務員試験全般においても対応可能な内容となっています。

都庁合格への道のり

 前提として、今や正しい準備をおこなえば都庁の合格はそう難しくはありません。かつて都庁は国家総合職に次ぐ難易度とされ、ある程度の学歴以上しか合格は難しいとされましたが、そんなことは全くありません。どの時期にどのような準備をおこなうべきかを理解することが大切なのです。

・都庁or特別区

 まずは同日に実施する都庁か特別区かを早急に決めましょう。専門科目の勉強方法が全く異なるので、少なくとも9月中までには決定しておくべきです。倍率はどちらもたいして変わらないので、私個人としてはやりたい仕事とワークライフバランスで決めるべきかなと思います。

・インターン

 例年8、9月にインターンが実施されますが、民間企業のように採用に直結したりすることはまずありません。私自身都庁のインターンに参加しましたが、公務員試験受験者全体でみても参加者は少数派であると思います。
しかし採用活動において、有利になるかといわれれば有利になった場面もありました。面接時のエピソードとして十分ネタになるので参加して損はありません。また、夏はまだ余裕があるので併願予定の自治体、官庁の説明会やインターンに参加できる場合は参加するべきだと思います。

・夏の試験勉強

 夏にやるべきことはずばり、主要科目の授業消化と問題集の解きまくりです。とにかくここで量をこなせるかが冬や春の自分のためになります。ここでこれらをすべき理由は公務員試験の特性にあります。公務員試験は過去問の焼き直しが非常に多く、どれだけはやく過去問の演習にとりかかれるかが合格のカギになります。
 主要科目のなかでも特に憲法と数的処理は得意科目になるくらい演習をこなしましょう。問題集を2~4周くらいして問題を暗記してしまうくらいやり込めば基本問題は解けるようになるでしょう。また、経済系は理解に、法律系は暗記に、時間がかかるので自分の特性にあわせて優先順位を決めるのがよいと思います。

 夏の試験対策で気を付ける重要なことがあります。それは勉強中の科目を増やしすぎないこと。はやく過去問演習にとりかかりたいという気持ちから多くの科目に手をだしてしまう人がいます。しかし、薄く広く勉強するよりも、出題数の多い主要科目だけ濃く勉強するほうが効率がよいです。なぜなら出題数の多い主要科目は習得に時間がかかるものが多く、同時並行では難しいからです。まずは主要科目をかため、土台作りをすることが大事です。

秋、冬

・秋、冬の試験勉強

 この時期からほとんどの受験生が本気で対策をはじめてくる時期になりますので、重要な時期といえます。
 夏完璧に暗記したものは多くの人が本番までに忘れます。そのため、秋冬はそれらをなるべく忘れないようにしながら、科目を増やしていくことが大事です。科目ごとの対策は別の記事にまとめてありますので参照してみてください。また、専門記述に関しても個別具体的にまとめましたので記述対策の時期にぜひ見てみてください。

・併願に関して

 都庁志望者の多くは他の自治体や省庁も併願するとおもいます。しかし都庁は専門記述試験や資料読み取り型論文、時事白書問題など他の併願先とは異なる試験対策が必要となります。よって、直前の2月~4月は都庁に向けた対策をせざるをえなくなります。これが都庁対策の最重要事項であると断言できます。
 そのため秋冬は民法ⅠⅡ、経済原論、政治学など他の試験で多く出題される科目をしっかりと学習する必要があります。夏にどれだけ基礎固めができているかどうかでここでの大変さは変わってきます。都庁対策との親和性が高い(専門択一がないなど)ものとして、横浜市、国立大学法人、市役所、県庁秋期などがありますが、専門択一を捨ててしまうのは大変リスクが高いので私個人としてはおすすめしません。

春の試験対策

 この時期で合否が決まります。今までしっかり対策してきた人も春にだれれば、合格は遠くなります。反対に出遅れている自覚がある人もこの時期に本気で勉強すれば上位で合格することも可能です。春にやるべきことは主に都庁の過去問演習、教養記述対策、専門記述対策、時事白書対策の4つです。これらに関しては重要度が高いため別の記事に記載しましたのぜひ見てみてください。

最後に ~最も伝えたいこと~

 私から公務員試験の受験生の方々に最も伝えたいことがあります。それは、試験の対策記事を読みすぎないことです。公務員試験は情報が少なく、大変不安です。まわりに公務員志望の知人がいなければ、インターネット上で情報収集することになると思います。私自身も、「都庁 受かるには」、「都庁 ○○対策」など毎日のように調べていました。しかし、出題される科目は決まっていますし、ある程度の実力をつければ倍率に左右されることもありません。公務員志望者の方は大変真面目で誠実な方が多いと感じます。心配になる気持ちはわかりますが、過去問集を解いたり、自治体の政策を読んだりする時間にあてた方が絶対的に合格に近づきます。熱意のある受験生の方ほど陥ってしまいがちなことであるとおもいますので、SNS、オプチャ、対策記事をほどよく利用し、試験対策をするのが合格の近道になると思います。


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