見出し画像

多趣味な人が教えてくれたこと

今日の午前中、大学の友達と釣りに行ってきた。僕は山に囲まれた田舎で育ったので、海とは無縁の生活を送ってきた。なので、その釣り好きな友達と仲良くならなければ、僕は釣りをすることは、なかったと思う。

その釣り好きな友達は、他にもたくさんの趣味を持っている。テニスやサッカーといったスポーツ全般(ちょっと前には、山登りも始めたらしい)にも興味があるし、映画やアニメのことも知っていて、守備範囲が本当に広い。


彼は好奇心が高くて、ちょっとでも興味を持ったら、すぐに試してみる行動力がある。そして多趣味だと当然のことながら、いろんな人たちと関わる機会も増える。

なので普通に大学で研究するだけの生活を送っていたら、出会えないような人たちとも、話すことが多いみたい。

今日も釣り場でたまたま、カヌーやサーフィンのアジア代表の人たちと出会えて、話すことができた。友人いわく、こんなことは初めてで、僕は運が良かった。

他にもめちゃくちゃ陽気で、しゃべりが面白いおっさんと話すことができた。その人は釣り場の他の人と積極的に関わって話しているので、話の引き出しがものすごく多かった。「いやー、あのトーク力は天下一品だったな。」何回も爆笑したもん。



こんな感じで多趣味だと、いろんな人たちと出会えるチャンスが増える。そして、いろんな人たちと関わることで、自分とは違った価値観を持つ人に対する寛容力も上がる。

で、さらにいろんな人たちと関わるためのトーク力も、磨かれる。この正のループで、厚みのある人になっていくんだと思う。


そう言えば似たような友人がいたなと思い出したのが、ユーラシア大陸横断を一緒にした友人だ。この2人は、とても似ている。どっちも高い好奇心と行動力、コミュケーション力がある。そして、多趣味な人間である。

ユーラシア大陸を横断した友達の方も、海外に友達がたくさんいたりと、幅広い交友関係を持っている。彼とはラインでやり取りしていて、今はカナダにいるらしい。本当にあちこちの国行っているし、面白い友達だなって思う。

僕はどちらかというと閉じこもりがちの人間なので、この2人と友達になれたことを不思議に思っているけど、おかげいろんな経験をさせてもらえたので、本当に感謝している。




この文章は釣りから帰ってきて研究室で書いているわけだけど、ふと多趣味なことと本業について考えたくなった。一つのこと(本業)を集中してやることと、いろんなことに手を出すのと、どちらの方がいいか的なことを。

大学院生の場合だと本業は研究になるが、他のことには目もくれず研究ばかりしてた方が、成果が出やすいのかな。僕は受験勉強はそっちの方が成果が出ると思うけど、社会に出てからだと、そのやり方は危険だと思う。

これは僕がさっき紹介した2人を見ていて思ったことだし、釣り場にいた面白いおっさんが教えてくれたこと。


そのおっさんは持ち前のトーク力で有名な会社の社長などとも話すことがあるそうで、仕事ができる人は勉強ばっかりしている人ではなくて、幅広いことに興味を持って、いろんな人たちと関わっている人たちなのだそうだ。

そうそう思い出した、「社会で大事なのは知識より知恵」という言葉だ。

受験勉強のようなルールがしっかり決まった場合だと一つのことに集中した方がいいけど、仕事のような複雑な世界だと幅広い経験と人間関係が大切になるんだろうな。実際に会社で働いたことがないので、憶測に過ぎませんが。



なので僕も知識だけある頭でっかちな人にならないように、気をつけたい。多趣味な2人の友達、そして今日出会った魅力的な人たちに習って。特に僕の研究室は理論の研究室なので、頭でっかちになりやすいから。

まずは自分から積極的に話しかけられるように、少しずつチャレンジしていこう。最初はうまくできないと思うけど、だんだん慣れてくるはず。

ちなみに今日の釣りでは、初めて自分でアオリイカを釣ることができました。急に竿が、ずしっと重くなるあの感覚は、一生忘れないだろうな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?