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世界中からうつ病をなくしたい

初めまして

 私は長年保育士をしていた40代女性です。シングルマザーとして3人の娘を育ててきました。3人とも社会に出てほっとしたのもつかの間、長女が産後うつ病を患い、状況は一変。私は勤めていたこども園を9か月間休職したのち退職。
娘は自〇企図があったため、医療保護入院を2か月半ほどしたのち退院。私のもとで療養するも、4か月後再び医療保護入院。3か月後に退院。現在通院しながら自宅療養中です。

産後うつを患った娘との暮らしの中で、今まで経験したことのない苦難や葛藤に次々とぶつかりました。私と同じようにうつ病の家族を抱える人たちの気持ちが少しでも軽くなったらいいな、との思いから自分の体験談をnoteで発信することを決めました。 

うつ病の家族と共に暮らすのは想像以上に辛く苦しいものです。産後うつを患った娘に対してどう接したらいいのか?どんな風に声をかけるのが最善なのか?何も分からないまま始まった「うつ病患者の家族」としての私。
 
ネットや本でうつ病のことを読み漁り、とにかく情報収集をしました。今までの私の人生に「うつ病」の文字は無いに等しかった。コロナ禍でうつ病を含む精神疾患を患う方が増えているのは情報としては知っていましたが、身近な人にもいなかったし、その詳細について私はあまりにも無知だったのです。

うつ病の情報は今や世の中にたくさんあります。うつ病とは?から始まり、うつ病患者本人の体験談、こんな生活をするといいよという事例や家族にしてほしかったことなど、さまざまな視点でうつ病について語られています。私自身、うつ病を理解するために多くの記事を参考にさせていただきました。

しかし、患者と一緒に生活する家族について焦点を当てた情報が少ないことに気がつきました。そこで私は、患者の家族の現実や苦悩、葛藤、戸惑いなど家族のリアルな気持ちを共有していきたいと思ったのです。

綺麗ごとではなく、理想論でもなく、リアルな気持ち。

頭では理解できる、でも気持ちがどうしても追いつかない・・・そんな、自分の頭と心が分裂してしまうような感覚。

私自身、うつ病を患った家族に対してこんな感情を抱いてしまうなんて…という戸惑いや罪悪感、やりきれない思いも山ほどありました。今現在もそれは日々続いています。患者を支える家族はそれらを抱えながら孤独に戦っている人が多いのではないでしょうか

もちろん、一番辛いのは患者本人。それはよく目にするし、理解しているつもりです。だからといって家族の気持ちが見過ごされてはいけない。しかし、患者本人には「私だって辛い!」という家族のネガティブな気持ちをぶつけることはできないのです。

心身ともに健康な家族関係は、一緒に暮らしていく中でお互い気持ちを伝え合い、お互い妥協し合ったり補い合ったりしながら、うまく調整して良い関係を築いていくものですが、そうはいかない。そこが患者家族にとって一番辛い点であると思います。

もし、同じような思いをして苦しんでいる人がいたら、自分だけじゃないんだ、と少し気持ちが軽くなるかもしれない。私もそれを日々求めています。私がその体験をnoteに記すことで他の誰かのほんの少しの光になれたら幸いです。

 


 

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