見出し画像

死を意識していた私が守りたい人たちに救われている(2024.4.22)

先日、原因は自分にある。のライブを見に福岡に一人旅をした。

キャパが1800人ほどのホールだった上に、前から5列目だったのでパフォーマンス中の表情が肉眼ではっきりと見えたし、花道真横の席だったためメンバーが超至近距離で歩いていた。

物語性の強い彼ららしいライブで素敵だったのだが、ライブを見ながら、ふと「あー、私はこの人たちが好きで守りたくて、そして救われているのだ」と思った。

このライブに参加が決まったのは去年の11月で半年近くも前になる。

これまでの私は先の約束をすることが苦手だった。数ヶ月後、ましてや数日後、自分が生きている自信がなかったからだ。友達と旅行のスケジュールを立てたり、会う約束をしたりしても楽しみな気持ちも半分、「そこまで生きられるかな」と思っていた。

やりたいことは多いし、日々に刺激も感じている。けれど、この先も生きている自分が全くイメージ出来なかった。

素敵なライブで泣きながら福岡の街を徘徊していた

彼らの存在はずっと知ってはいたが、本格的に好きになったのは去年の頭くらいで、Youtubeのおすすめに流れてきたライブ映像がきっかけだった。

好きなところは沢山あるけれど、私と同世代で好きだけど自分には無理だと諦めてしまった表現の道で真剣に戦っている、そんなところに惹かれた。彼らは幼い頃に事務所に入り、競争させられ、血の滲むような努力をして比較的若い段階でデビューを勝ち取った。

デビューから5年、段々とファンも増えているけれど、悔しい・苦しい思いを幾度となくしてきただろうし、心無い言葉で傷ついたこともきっと沢山あると思う。

努力が必ず結果に結びつくわけではないし、理不尽なことの多い世の中で、彼らには陽の当たる道だけを歩いてほしい、守りたいなんていうと烏滸がましいけれど「守りたい」と心から思っている。

今回のライブは半年ほど前の11月にぴあアリーナで行われたライブ時に発表された。その時もライブも素晴らしいものだったのだが、「自分たちにこれからも付いてきてほしい」とまっすぐ言葉にしていたのが印象的だった。

そのまっすぐさに、厳しい表現の世界で生きていくという覚悟を持った彼らに会いに行かないと、彼らの”今”をこの目で見ないといけないと思い、半年先まで生きる理由がその時できた。

私は「守りたい」と思っている彼らにずっと救われているし、この先も救われ続けるのだと思う。

また、半年後の11月にも去年と同じ場所でライブがある。
半年間生きなきゃね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?