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英語でヨガを教えるって大変(汗)

大人になってアメリカに来てからヨガをするようになったので、ヨガはいつも英語でしてきました。初心者のうちこそあたふたしていたものの、基本的な単語を覚え、ポーズの名前が頭に入ってからは、ヨガクラスについていくのは問題なくなりました。何年もやっていると、パターンもわかってくるし、なんなら先生の次の指示を待たなくても、たぶん次はこれだな、と見当がつく。英語もまあ仕事で使っているので、そこそこできると自負がありました。

しかし。

自分の第二言語を使ってヨガの動きを教えるのは難しい! 体の動きは染み付いているので、見本を見せることはできる。しかしそれを同じスピード感で咄嗟に言葉にするのはすごく難易度が高い。言葉がついていきません(汗) そして、なるべく簡潔にわかりやすく指示しなければいけないのに、冗長でわかりにくい文になってしまう。短く簡潔に!と頭の中で唱えていると、途中で文法が怪しくなったり、普段はまちがわないような単語を見事にまちがったり。thigh(もも)が shin(ふくらはぎ)になるのはなぜなのか……。

そして、これはネイティブスピーカーでも難しいところですが、私の参加しているプログラムでは徹底的にMirroringをやらされます。自分は左脚を上げながら「はい、右脚を上げて〜」とクラスに向かって言うことになるわけです。rightとleftをまちがえないようにするのも大変だし、日本人発音の私はRとLのつく単語は鬼門。色んなことに気を回さねばならず、なんか凄まじい脳トレ。まさに体も頭も駆使してプログラムをこなしている感じ。

いやー、本当にいい勉強になっているなと。あまりにヘタクソな自分のティーチングに自分で笑ってしまうこともしばしば。でも、これは本当に何度も何度もくりかえし練習するしかないのは経験として知っているので、自分に失笑しつつも、練習を重ねる。大人になってからの学びって、こういう経験からくる知識があるのがいいよね、と思います。あと、若いころのような自意識過剰さが抜けてきているので、恥ずかしさも半減している!、のが救い(笑)。私がノンネイティブなのは見るに明らかなので、ネイティブと同じことは目指さず、それでも私なりのシンプルでわかりやすい指示ができるよう、がんばろうと思います!

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