ネタバレ有。Netflix『寄生獣 ザ・グレイ』
漫画とは別物なんだな~ミギーもいないし。
でもこれはこれで面白いな~
…と思っていたら、最後の最後であの展開。
まままじで!!!
とびっくりして、その勢いで感想を書きます。
いやはや。
以下、ネタバレ感想です。
第一印象は、思ったよりグロくない! でした。
切れ味の鋭い触手で大暴れするので内臓とかも出ちゃうのかなと思っていましたが、出血も控えめで、グロ描写の話題性を狙うんじゃなく、きちんとドラマで勝負しているんだなと思いました。
自らを不幸体質と自認している主人公のスイン。
スーパーでイチャモンをつけてきたクソ客に付きまとわれ、襲われて瀕死のところに寄生してきたハイジに(結果的に)命を救われる。
寄生獣の、味方というより、スイン(宿主)が死ぬと自分も死ぬから守るっていう関係、なんかいい。
合理的なんだけど、結果的に味方としてとても心強くて…うん、好き。
変種として、グレイチームからも寄生生物からも追われるスイン。
巻き込まれる形で協力する人間ガンウ。
ガンウがさー。もう。
彼はもうね。『塔の上のラプンツェル』ですよ。
ユージーン・フィッツハーバートですよ。
最初は悪いヤツ。戦えるけどまあまあ弱い。
でもなんだかんだあり、実は良い奴なことがわかり、ヒロインを守り、助けてくれて、最後はなんかいいポジションへ。
もう皆が好きなキャラ。
スインを保護者的な立ち位置で支える『おじさん』ことチョルミン刑事もとても良かった。
「(単身赴任で)退屈しているから、何かあった時だけじゃなくて、美味いもん食いたいとき連絡しろ。いいことあった時とかな」
って、遠慮せず頼れよって伝えてくれる優しさにグッときていたので、4話の後半で首を飛ばされた瞬間は声が出た。
そして娘からの電話で「死亡フラグ立ったジャン…」と見せかけて実は寄生生物側だった人間のウォンソク刑事。
めっちゃ脇役顔(褒めてる)なのにとても重要人物でびっくり。
グレイチームのリーダー、ジュンギョンと、ガンウの姉を宿主とする寄生生物との共闘も、そうくるかーとワクワクしました。
ラストは割と平和的で、スインとガンウの笑顔も見られて、結構キレイに終わるんだなあと思っていたら、まさかの菅田将暉、そして
「泉新一です」
差し出される右手。意味深なズーム。
あわわわわ。
お前か、お前なのか!!
スインには穏やかな幸せを手に入れてもらいたい…と思いながらも、シーズン2も期待せざるを得ない。
うん。良いドラマでした。
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