課題はすべて自分事としてとらえる
課題解決、問題解決をする場合、まず現状を書き出してみることから始めることが多いと思う。
理想(あるべき姿)ー 現状 = 課題・改善点・問題点
理想と現実のギャップをどのように解決していくかを考え実践する方法として課題解決手法というものがある。
職場の士気が低い、チームとしてのパフォーマンスを上げたいときの現状として、次のような項目が考えられる。
・定時に帰れない
・時間がない
・学習意欲がない
・いわれたことしかしない
・モチベーションが低い
・計画が甘い
・準備が遅い
・目の前の業務をこなすことで精いっぱい
・すぐに人に頼ろうとする
・コミュニケーションが足りない
・予算が無い
・教育が十分でない
などなど、挙げだすとキリがない。
上記に上げた例は、以前に私自身がワークに取り組んだときに上げたものだが、「~ない」という表現がほとんどだった。
これは、問題を人のせいにしてしまっており、すべてが他人事だったということ。なんでもひとのせい。
まずはあらゆる事象を自分事としてとらえ、「~ない」表現を「~ある」「~いる」というように、言い換えること。次に数値をいれる。
(課題)定時に帰れない→ 17時退勤だが、保護者対応(相談対応)・電話対応があり、毎日30分残業をしている。
(目標)定時に帰れる、人員配置やしくみを作る。
(行動)電話対応が可能な時間を17時までと設定し、緊急時以外は時間外対応できない旨の説明と、他の時間帯でのフォロー体制をつくり、保護者に理解を求める。
(課題)園児が少ない → 定員30人のところ現状は、20人である。
(目標)空き枠10名の園児を募集する。
(行動)妊婦向けの子育て講座を毎月実施し、認知度をあげて、入園につなげる。
あくまでも一例ではあるが、数値化をして、自分事にすれば、取り組むべき行動が見えやすくなる。
なんでも人のせいにして考える習慣がこびりついてる場合は、簡単ではないが、ここはしっかりと頭を使うべき部分。課題が見える化できれば、優先順位をして取り組む。ただし、お金がかかる、時間がかかるものは後回し。
すぐに着手できるものから、どんどん片付けていく。
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