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中学校3年間で4回いじめ冤罪にあった話。

2回目のいじめ冤罪はBさん。


私は中2の3学期終わり頃に体育の授業で骨折してしまい、右腕から手首にかけてギプスをしていました。
その時にBさんから遊び半分で、
「固定しとるって事は臭いでしょ?w」
「臭い臭い!w近づかんで!w」と言われました。

この子は以前にも周りの人に向かって暴言を吐くのは当たり前、「健康観察カード前持って行け」など人に命令をしたりして、ちょっとした問題を起こしてるような子でした。

私は「臭い」「近づかんで」と言われたことはとてもショックですが実害はこれだけだったのでそんなことだけで先生に相談するのもな…と、親友に相談したり、ときに涙を流しながらなんとかBさんの前では頑張って笑って耐えていました。

そのBさんは2年生の時から色々なLINEグループを作っては、学校がある日でも19:00から朝方2:00までグループ通話をするなどすごく迷惑な子でした。
それでもグループ通話に入らないと個人チャットでスタ連をしてきたりするので、そのLINEグループに入ってる人は全員毎日通話に入っていました。
私は、他の人より家から学校の距離が遠いので、朝早く起きて7:00には家を出る生活をしています。
LINEグループに入っている他の子は、家から学校の距離が近いので、早く起きる必要はありません。
下校時もみんな18:30には家についていますが、私が家につく時間は19:00を過ぎています。
なのでグループ通話には毎日必ず入っていますが、0:00を回る頃には通話に入りながら寝落ちしてるということがほとんど毎日で日常茶飯事と化していました。
でも、Bちゃんは私が先に寝落ちしてしまうと、次の日登校したときに、
「お前昨日寝たよな?」と詰めてきます。
私は、「毎朝みんなより早く家を出て毎晩みんなより遅く帰るから正直眠たいんだよ」と毎回毎回説明しても、
「みんなも通話しとるし授業中寝とる人もおるんだから授業中寝ればいい話じゃん。眠たいとか関係ねえし。」と言われるので、
「じゃあ私通話入らんでいい?」と言っても
「はあ?死ねや」と返されます。

そんなやり取りが何日も続いて、「臭い」、「死ねや」と言われることももう苦痛となっていて、加えて私の親友にまで「臭い」や「おいお前」、「何こいつうざい」など言っていたので私はもう我慢できず、「臭い臭いって言うけど自分が臭いんじゃない?」や、「死ね死ね言うならそっちが先死ねや」と言い返しました。
それでもBさんは懲りずに、色々な人に「臭い」と言ったり、気に食わないことがあれば直ぐに「死ね」と言っていました。
私もBさんが「臭い」「死ね」と言うのをやめない限り、時には聞えてなかったふりをすることもありましたが言い返してきました。

そのようなやり取りが続いていたある日、急にBさんは学校に来なくなりました。
Bさんが不登校になって2週間くらいが経った頃、私は先生に呼び出されました。
「Bさんに向かって「臭い」、「なんで学校来たん?死ねや」って言いましたよね?」と言われました。
先にBさんから「臭い」「死ねや」と言われて、耐えきれなくなって同じ言葉で言い返したのは事実ですが、「なんで学校来たん?死ねや」はあまりにも誇張されすぎていてとても驚きました。
「「なんで学校に来たん?」って言いましたよね?」と言われたときは、本当に言っていないので首を横に振りました。
ですが、「臭い」「死ねや」は言い返した言葉だとしても口にしたのは本当なのでそこは正直に「はい」と言いました。
でもBさんは私に「臭い」「死ねや」と言われた、所謂“都合の良い部分”を切り取って話していたので、私に中2から「死ねや」と言い続けていたこと、中2の後半から「臭い」「近づくな」と言い続けていたこと、だから私が耐えきれなくなって言い返してしまった。という“経緯”の部分は隠して先生に話していました。
多分“経緯”を隠した理由はただ単純に、自分が怒られて都合が悪くなる部分は出さずに私を悪者にして終わらせたかったからだと思います。

先生からは、「Bさんはあなたに「臭い」「死ね」と言われるたびに言い返してきたけど、言われるのも辛かったし、「臭い」「死ね」と思ってもないことを言い返すのも辛かったんだって。あなたがBさんを追い込んでいったんだよ?分かる?」と言われました。

Bさんに嘘をつかれました。
自分から「臭い」「死ね」と散々色々な人に言ってきたのに最終的には嘘に嘘を重ね、
「(私)さんに言われて、言い返すうちに辛くなった」と先生の前で偽善者ぶり、完璧に悪者に仕立て上げられました。

私は学校から電話がかかってくる前に泣きながらお母さんに「私以外の子も今まで散々Bちゃんに「臭い」「死ね」と言われ続けていたこと、耐えきれなくなって言い返したら学校には私から「臭い」「死ね」を言い始めていたということになっていたこと」全てを相談しました。
相談したその日に、学校から電話がかかってきました。
お母さんは一通り先生の話を聞いたあと、私が話したことと同じことを説明し始めました。
次の日私は部活終わりに、お母さんは仕事終わりに学校から呼び出されました。
お母さんは電話で説明したことと同じ内容をもう一度先生に話しました。
先生は私に、「昨日お話したときには言えなかった…?」と聞いてきました。
言えるわけない。だって私VS担任&学年主任なんだから。
私は静かにうなずきました。
すると、「そんなことがあったとは知りませんでした…。ですが現にBさんは学校にも来れなくなっています…。これはいじめ事案として受け止めさせていただきます…。」と言われました。
私は何ヶ月も周りに相談しながら必死に耐えてきたのに、たった数回言い返しただけでこっちの言い分は信じてもらえず、杜撰な取り調べの結果「いじめの加害者」とされました。
お母さんも、その他の家族もこの結果に一同納得していません。
「先生に信じてもらえず、どれだけ嘘を重ねてても、どれだけ誇張してても先に言ったもん勝ち的な状況である」という事実は14歳の私にとってすごく大きなものでした。

これが中学校3年間で経験した、2回目のいじめ冤罪です。

3回目は次回出します。

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