夢は天才

こんな夢を見た。
海辺の水際に、高く盛られた石浜があり、
そこのてっぺんに手をかけている。
不安定な足場で、気を抜くと、ずり落ちてしまう。
何人かも一緒にぶら下がっていた。やがてそこを上がって集まってる仲間？のもとに走って帰ろうとするが。
途中で放射能地帯と兵隊が現れ、それを避けつつ戻らんとする。
やがて仲間も蜘蛛の子を散ったように逃げる。
撃たれてやられる中、逃げ惑う。
トンネルの中はいけない。行き止まりだ。それでも砲弾が低く飛び交う中、安全地帯か逃げ道だと一縷の望みをかけて
潜り込み、やられてしまう「仲間」もいる。
多くの仲間？とはぐれ一人。
最終的には目の前のトンネルに望みを託すことにする。
「あーあ」という声が天上より聞こえる。
そして行き止まり。兵士が追いかけてくる。
コンクリートの壁を必死で登り、
その上の網目の細かいフェンスにも手をかける。
真ん中あたりに矩形の空間が生じる。そこには歪な白い人間がいる。
先ほどの天上の声の主だ。
彼は子供の声の調子で警句を発し
夢は終わった。

夢は、その時自分が置かれた状況をよく象徴してたりする。
起きてる時には全く思いつかないような方法で。

だから、夢診断だけじゃなく、「夢占い」も需要があるのだ。
アメリカ大陸のインディアンも、起き抜けに「夢」の解釈について話し合うのだと聞いた。
（出典は図書館で借りた本。書名は思い出せない。知ってる人が居たら教えてください。）

これは・・・確か2年程前の夢を書きとったものだ
ギリギリの状況に置かれて、助けを求めてる様子は分かる。
モチーフに海辺が出て来るのは、海辺に暮らしているからで、
もしも滋賀に暮らしていたなら巨大な湖になったろうね。
それとも、もっと大きなモチーフとしての「海辺」なのか。海辺のカフカ。

そして不思議と起きて時間が経つと少しずつ忘れていく。
ジグソーパズルの土台が抜けて、ピースが崩れていくように。