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昔の歯医者さん

こんにちは
咬合療法研究家の亀升です


最近、長いことしまっていたシルバニアファミリーを引っ張り出してきて
大活躍させています
35年間持ってて良かったです~♪

初期の頃は20世紀初頭をイメージした家具や建物のラインナップだったのが、だんだん近代化してきて今ではすっかり現代生活ですね

洗濯機も手回しから二層式になり、今販売されているのはドラム型・・・

昔の物をぜひ復刻してほしいです(特に足踏みミシン!!)


歯科のチェアーは販売当初から一貫して現代のものでした

水平診療

昔のデンタルチェアーは理髪店の椅子と同じような作りで、後ろに倒す機能が付いていないものがほとんどでした

座位診療

先生は立ったままで座った状態の患者さんを見なければならないので
腰にかかる負担は大変なものだったようです

戦後、日本の医療機器メーカーがリクライニング機能付きのデンタルチェアーを開発してからは患者さんを寝かして治療することが一般的になりました

座って診療できるようになり、歯科医師の職業病である腰痛もだいぶ楽になったそうです(それでも腰に相当な負担がかかりますが)


時代の進歩によって歯科医師の健康が守られ、安定した治療を行えることは患者さんにとっても大きなメリットとなりました

その反面、困ったことも起こりました

以前は患者さんの前に立ち、真正面から患者さんの顔を観察するのが当然だったものが、寝かせた状態の顔を逆さから見下ろすのが普通になってしまいました

真正面の顔
逆さの顔

この状態では顔が歪んでいてもなかなか気付くことができませんし、
そもそも寝て食べる人はいません

寝た状態での下アゴの位置は、起きて物を食べるときの下アゴの位置とは
違います

正しい下アゴの位置を診査するためには、椅子を起こして昔の歯科医師がしていたような姿勢で診ることが必要になります

下アゴの位置の診査

真正面から患者さんを診る

昔は当然だったことが忘れられて久しいですが、とても大切なことなので
多くの歯科医師に取り入れて欲しい方法です


お読みいただいてありがとうございます

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