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アメリカでのこと#22電動キックボードはちょっぴり中毒性がある乗り物かもしれない

首都圏近郊で、電動キックボードをよく見かけるようになったのは、ここ2.3年だろうか。ヘルメットや車の免許が必要だったり、ずいぶんと堅苦しいルールがあるものだと、当初は驚いた。最近はルールが段々緩和されつつあるようだ。

5.6年前だったか、日本に本格的に上陸する前にアメリカのとある都市で、面白いよと知人にいわれ、公園でこれを楽しんだ。

スマホでその場でレンタルの手続きを済ませてもらい、これに今から乗れるから、、といわれたのが、電動キックボードだった。

操作はものすごく簡単で、自転車のようなブレーキと、前進させる、何段階かの調節レバーがついてるだけでその時一緒にいた中学生の男の子も一緒に楽しんだ。楽しくて楽しくて、中毒・・にこそならなかったが、グルグル同じ公園の道を何度も走った。坂道も多少は大丈夫だった。自分はバイクは乗らないが、自転車とも自動車とも違うなんともいえない走行時の風を切る爽快感があった。

アメリカでは利用に、自動車の免許は不要。その場でかりて、その付近のエリア内なら乗り捨て可だと聞いた。

当時日本で利用するなら、広めの敷地の大学のキャンパスの中だろうかなどと考えていた。日本の都市部はあれを走らせるにはちょっと窮屈だと思う。
アメリカの道路や公園内などの、広々とした道が整った場所なら良いが、通常の道路では厳しいだろうなと思っていた。

しかしながら近年、23区内の非常に混雑する駅の近くなどでも見かけるようになり、ちょっと危険を感じることが多い。またパリ中心部での乗り捨てられた電動キックボードが道路に散らかっているニュースなどはここ最近何回か見聞きした。海外でも、人の多い都市部での利用はやはり微妙だなと思わざるを得ない。

ただ、あれは大変乗り心地がよく、乗り物としての楽しさがある。操作も簡単なので、もう少し日本でもどこか安全に利用できる場所が近くで見つかったら、ぜひ日本でもまた乗りたい。が、自分はちょっとまだ日本では怖くて乗れない。

あれに乗って交通量の少ない時間帯の、瀬戸大橋やレインボーブリッジなんかを渡れたら、気候がおだやかで晴れた日なんかは、かなり爽快だと思う。

いつか日本の、広々とした風光明媚な場所で。
ぜひ利用したいものだ。その日が来るのを楽しみに待っている。