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ヨーロッパ在住者に頼む日本帰国時のお土産

ヨーロッパから知人が帰国する。

何か欲しいものがあればリクエストをと、いわれて迷った。

以前、とても欲しかった食器を頼んだ事があったのだが、割れ物の食器は運ぶのがさぞかし大変だっただろうと、後から気がつき、以来

・軽くて
・からばらない
・購入に手間のかからないもの

をお願いするようになった。
自国から出国し、ミラノに立ち寄りマルペンサから日本へ帰国するらしい。

イタリアか。
ならばと、ストールを1枚お願いした。

以前この知人がパリで購入してくれたストールをとても重宝し、流行に関係なく何年も気に入って使っていたので、もう1つお願いする事にした。

相手は服飾関係の学校出身で自身でよく既製品のリメイクなどしていてセンスが良くいつも会うたび驚かされる。

日本では着物の端切れを購入して帰る事が多い。ヨーロッパの自宅で洋服のリメイクに使うのだという。

さて無事に日本に帰国し、お土産を手渡しで貰った。どんな冬のコートにも合わせられそうな大判のスカーフを購入してくれており、期待した通りの素敵な柄だった。

帰宅してふとタグを見ると
made in PRCと書かれていた。

自分がお土産を持ち帰る際は気を使う。
その国で作られているのかどうかを。
色々な人がいるから。

自分はその人が選んでくれた事に感謝したいので、あまり気にしない。私の為にミラノで、わざわざ選んでくれたものだ。

PRCは、「People's Republic of China」で中国産であった。

中国からミラノに渡り、再度中国を飛び越え日本にやってきたこのストールを大切に使おうと思った。

こんなことが身近であると、中国とイタリアの関係がやはり気になる今日この頃。報道以上か以下はわからぬがある程度両国は密なのだろう。

つい先頃ふるさと納税で、とある日本の地方から届いたお肉がヨーロッパにゆかりのあるものだった。

なるほど。これは政府が規制に乗り出すわけだと妙に納得したものだ。

もちろん美味しかった。

ま、色々あるけれど、これでいいのだ。