ハワイの思い出「β」こどもの目に映るレディファースト
ハワイにいった時の話。当時まだまだいろんな意味でこどもだった。
ビーチサイドのホテルに宿泊して、ワイキキビーチで遊んでいた。
ビーチリゾートなので、ビーチサンダルでぺたぺた歩きながら、ホテルへも水着のまま出入りしていたような記憶がある。
その日ホテルの部屋を出て、1Fに降りるために母とエレベータに乗った。
下に降りる間に途中でエレベータは泊まり、欧米人の男の子が乗り込んできた。10歳くらい。
1Fに到着すると、彼はエレベータを降りる時にごくごく自然に、お先にどうぞの仕草をしたのだった。
とても自然に。
小さなジェントルマンと、いう言葉がぴったりだ。
当時は普段の生活でエレベータなど乗らないので、人に何かを譲ることがどういう事なのかわかっていなかったが、何か違和感があった。見たことのないものを初めてこの時みた。
この年の男の子なら、われ先にとっととエレベータを飛び出してビーチへgoが普通なのではないか。
母曰く、母に対してレディーファーストをしたのではないかということだった。
レストランで男性が先にドアを開けたり、椅子をひいたり、
エレベーターは先に女性を降ろす。アレだ。
昔とある知人に、この時の話をした記憶がある。
彼はあらゆる価値基準について独自の見解を持ち、アメリカとヨーロッパには生きてるうちに絶対に旅行にいかないと公言する人物。
彼がレディーファーストについて持論を展開しはじめ、収拾がつかなくなったたことまでついでに思い出した。
要するに、彼にとってのそれは「奇妙奇天烈摩訶不思議」ということだ。
今夜は、ワイキキビーチにドラえもんが浮かぶ夢でも見そうだ。
奇想天外四捨五入 出前迅速落書き無用。