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神さまへの執着

赤い提灯で周囲が埋め尽くされた寺に入った。細部まで時間をかけて作りこんだことが明白な、彫刻をはじめとする装飾の数々。

それに飾られているのは、目の端を釣り上げて髭を長く伸ばす神さまだ。

神さまの偶像の装飾に、これほどまでに時間と技術を結集させた彼らは、いったいどのような現実を生き抜いていたのか。

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