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小説のアイディア【カラマーゾフの姉妹】

主人公は14歳の男子中学生👦
学校に通うのがツラくなって不登校になった。
がんばって登校するものの、結局、家へ引き返してしまう。
途方に暮れる主人公は、そのまま街を徘徊する。
そして、聴き慣れない讃美歌に導かれるように、教会へと入ってしまった⛪
そこで中年男性の牧師🧔と若い女性👩に出会う。
主人公はそれ以来、たびたび教会を訪れた。
讃美歌を聞き、牧師と若い女性と共に慈善活動にも参加した。
そして不登校も徐々に克服。
元気を取り戻した。

そんなある日、若い女性が途端に来なくなった。
何日も何日も来ない。
心配した主人公に、牧師はお使いを頼んだ。
内容は、若い女性に今後の活動を記載した資料を届けてほしい。
了承した主人公は住所を教えてもらい。
若い女性の家へ向かった。

そこは2階建ての古びたアパート。
主人公は恐る恐る2階の部屋へ向かった。
教えて貰った通り、若い女性の部屋だ。
インターホンを鳴らすと若い女性に似た女が出て来た。
酒臭く、タバコ臭く、目は虚ろ。
驚く主人公に、その女は訪ねた。
何か用かと……。
主人公は事情を説明すると、資料を女に渡した。
そして若い女性と、どのような関係なのか訪ねた。
女は『姉だ』と答えた。
だから似ていた。
主人公はさらに訪ねた。
若い女性はどうしてるのか?
姉と名乗る女は静かに『寝ている』と答えた。
そして、部屋のドアは閉められた。

数日後、若い女性はまだ来ない。
その日は地元の人達と讃美歌が歌われた。
その最中、突然、教会の扉が開かれた。
現れたのは、鋭い目つきの女性。
この人も若い女性に似ている。
讃美歌は中断され、鋭い目つきの女性は、牧師の前まで歩を進めると『妹はしばらく来れない』と告げた。
牧師の隣で呆気に取られる主人公に、目つきの鋭い女性は『貴方が以前会ったのは長女、私は次女、いつも教会に来ているのは三女だ』と告げた。
ようやく合点がついてホッとする主人公。
しかし、三姉妹だったとは……。
主人公は牧師に訪ねた。
牧師は知っていたのかと……!?
牧師は沈黙して、何も答えなかった。


着想

ドフトエフスキー著《カラマーゾフの兄弟》から着想しました😀📖

物語の冒頭は大人になった主人公が、三姉妹との交流を振り返るところから始まる。
主人公は三姉妹が《カラマーゾフの兄弟》に似ている事から《カラマーゾフの姉妹》と名づけた。
三姉妹との不思議な交流を描き、少年の精神的成長を描く。

一人の女性が、なぜ三姉妹になったのか?

牧師は何を知っているのか🤔

謎解き要素も加えてみたかったな😉

あと余談ですが【カバー画】がピッタリで気に入ってます🥰

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