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発達障害グレーゾーンモンスター的オススメ作品と自認の話

※ヘッダーは「版元.com」より

プラットフォーム違いだが、以下のよしきさんの記事を読んでめちゃめちゃに思うところがあったのでメモにしておく。

バズっていたツイートから↑のはてブを読んだ。

そこから以下の記事に辿り着き、めちゃくちゃ心臓がドキドキした。

精神に良くないと思いながらコメント欄も全部読んだ。
パワハラやマイクロマネジメントになりかねない側の気持ちも、モンスター社員擁護の立場も理解できる
※はてブは匿名でどんな言葉も投稿できる場所なので、読みたい人々がいたら、どうか気をつけて。

その点、最初に挙げたよしきさんの記事は加害・被害両側への当事者性があり、冷静で希望があった。
オススメされていた「アスペル・カノジョ」だが、めちゃめちゃおもしろい。
滝本竜彦『NHKにようこそ!』のひきこもりのテーマに当事者性を感じる人の、発達障害版という感じ。

※おすすめしておいて何だが、作品であることを除くと、はてブコメント並に両方心臓への負荷がすごいので、引きずられて鬱になりやすい人や、理解しなくても問題なく生きていける人は気をつけて距離を取って欲しい。

「アスペル・カノジョ」主人公の横井は、自身も生きづらさを抱えながら漫画を描き、「死ぬはずだった人たちのその先が見たいのかもしれない」と言う。
タイトルの「カノジョ」とは、その漫画にたしかに救われる読者であり、社会的にはとんでもないモンスター、斎藤さんである。

「プロの漫画家とか、週刊誌とか読まないの?」
「いくつかは読んでますけど好きなのは見つからないです。っていうか嫌いなのしか無い」「どいつもこいつも私みたいなのがいない世界を描いてるって感じ」

「アスペル・カノジョ」1巻,第四話「私みたいなのが」

斎藤さんは、横井の漫画の中でだけ生を赦(ゆる)されている

あらゆるフィクション・ノンフィクション──売れる・売れないを度外視したすべての創作物は、なんのためにあるのだろうか。なぜ人はこんなにも己を表現し、人を知りたがるのか。その一つの解が示されている、と私は思う。
もちろん解は一つではない。けれど、これも一つの答えに間違いない。
なぜなら、私もそのためにnoteを書いたり読んだりすることがあるからだ。

またひとつ、生きていくうえで心の支えになる作品に出会った。
もし私と同じように、あるいは斎藤さんと同じように、世界の中で呼吸する場所を赦されたい人がいるなら、「アスペル・カノジョ」は一つのオススメできる作品である
もちろん、たとえば専門家の目から通して不適切な描写の判定は私にはできないので、主観的なものであることを添えておく。

こういうかたちでオススメして自分のポジションを開示しないのは微妙だなと思ったので、課金部分で自認とか検査とか現行の対処方法の話をします
さすがに万人に読まれて気持ちがいいものでもないので課金にしますが、誰かにとっては類例が力になるというのは、私自身がとても実感しています。

もう少しきれいな言葉でそれをまとめたものについては、無課金記事もあるのでこちらでどうぞ。

もし誰かを傷つけたのなら、せめて別のところで誰かの助けになりますようと願っています。


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