言葉のチカラと息子の人間力

息子が保育園の年長のときに育児に行き詰まったいたときに息子の同級生のお母さんに救われた話を書きましたが、知らないうちに自分も誰かを救っていたことがありました。
そのお母さんとは四年前に出会いました。
知人二人が立ち上げた子供の生きづらさや子育てに悩む親の茶話会に出会いました。
私は初期の頃から参加していて、この会のおかげで自分は一人じゃないんだととても救われました。
Aくんは保育園のときにADSDと診断され、息子と同じ小学校の支援級に在籍してました。
保育園のときに同級生の親御さんにも伝えてたそうですが、理解してくれる保護者とそうでない保護者がいたそう。理解してくれない一部の保護者から
「だから何?特別扱いしろってこと?」
なんて言われたらしいです。
お母さんは泣きながらこれまでの苦労や現状を話してくれました。私を含めた聞いてたみんなは自分の事のように聞いてて涙してました。
でもAくんの家族は同居するおばあちゃんやおばさん、お母さんの勤め先の社長も理解がある人で、療育にも行きやすいんだそう。
お母さんや家族や周りの人達が素敵だなと思ったんです。だからそのとき思ったんです。
Aくんは大丈夫だと。
昼間だとなかなかこれないお母さんもいるので、夜に開催しているときはお母さんは必ず来てくれました。
そのときにお互いにみんなで他愛のないこと、子供の話をしました。
息子は自立の時間にAくんと接することがあるのでどんな子?と聞いたらとても人懐っこいし、良い子だよと。そのことをお母さんに伝えたら、謙遜してました。
コロナ禍になり、なかなか茶話会が開けなくなり、お母さんと会えなくなってしまいました。
息子が中学生になり、小中合同の行事が復活し、そこでお母さんと久々に再会。
そのときにお母さんから
「実は茶話会のときに息子さんが小4の頃から落ち着き始めてきたという話をしてくれたじゃないですか?そうなるといいなぁと思ってたら、小4になってから落ち着き始めたんです。信じて良かったです!!ありがとうございます。」
と言われたのです。
「お母さん、一生懸命Aくんのためにやっていたし、Aくんも頑張ったからですよ。私は全然ですよ」
と謙遜でした。
とは言え、自分の言葉で誰かが救われてたのが凄く嬉しかったです。
最近、息子の学年でレクがあったのですが、あまり話したことのなかったお母さんと話す機会がありました。
同級生の弟さん(偶然なのですがAくんの同級生)が小学校の支援級に在籍してるのですが、
「実は息子が息子くんは優しいから大好きと言ってたんです。好き嫌いがはっきりしてる子なので、よっぽど好きみたいです」
と言われて、嬉しかったです。
友達は長子の子が多くて、友達の弟とかと遊ぶこともあるんですが、弟くん達は呼び捨てで呼ばれるらしいです。
いつだかその現場を見ていた同級生のお母さんが
「○○(息子の実名)くんでしょ!」
と注意し
「本当ごめんなさいね」
とお母さんは私に謝罪したのですが
「息子、たぶん気にしてないですから」
と伝えました。
実際息子はそういうことは気にしてませんでした。
先輩風を吹かせず、優しいところが後輩に慕われる息子の良いところなようです。
どう育てたらそうなったのか?
正直わかりません。
考える余裕もなかったので。
息子の持ってるポテンシャルなのかな?と思います。


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