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くず野菜(ざんさ堆肥)を使って、畑の土を“ふかふか”にしませんか!

皆さんは、野菜畑の「残渣(ざんさ)」をどのように処理していますか?
残渣とは、トマトやキュウリやナスなど野菜の収穫後に残る実以外の茎や葉、つるや根などです。

ゴミ袋に入れて廃棄したりするのは、もったいない話です。
この野菜の残債は、野菜の収穫量をアップしてくれるんです。

「えっ、野菜のくず?で収穫量がアップするの?」と、思っている方がいると思いますので、この魔法のような「残渣堆肥」の作り方を伝授しますね👍

・  残渣を、微生物の力で発酵・分解させる。

我が家の畑では、野菜の収穫後に残った残渣は自宅裏の空き地にどんどん廃棄していきます。
そこに米ぬかをかけ、最後に土を被せておきます。

そして、残渣が出るたびに、これを繰り返していきます。

残渣の上に被せた「米ぬか」

こうしておくと、地中の微生物が米ぬかをエサにしてどんどん増え、残渣を分解・発酵してくれます。

以前は70cmくらいの穴を掘ってやっていましたが、残渣の量が多いので今は地面でやっています。
残渣は、剣先スコップで千切ったり、ナスの茎など硬い部分はハサミで細かく刻んだりしておくと問題はありません。

私の住んでいる地域では冬、雪に覆われます。
この雪が解けるころには、残渣堆肥が出来上がっています (^^)

残渣堆肥

・  残渣堆肥を、畑の土にすき込む。

この残渣堆肥を畑にすき込むと、土が“ふかふか”と柔らかくなります。
つまり、畑の通気性や排水性、保水性が向上し野菜が育ちやすい土壌になっていくのです。

また、野菜の葉や茎などの残渣は有機物で、窒素やリンなどの栄養分が残っているので肥料としても利用することができます。この残渣堆肥の有効利用で、我が家の畑の収穫量は確実にアップしています。

・  確実に収穫量がアップする。

本稿では、無料で確実に野菜の収穫量をアップできる残渣堆肥の作り方を紹介しました。
如何でしたでしょうか?

我が家では裏庭を堆肥場にしていますが、堆肥を畑まで運ぶのに苦労しています。

農家さんは、畑じまいの時に残渣を1ヶ所に集めて積んでおいて春までに堆肥化しています。

近所の奥さんはお庭の空いているところに穴を掘って雑草処理を兼ねて堆肥化しています。

雑草処理


米ぬか無しでも、土の中の微生物は頑張って雑草を堆肥化してくれるようです。

堆肥は、あまり難しく考えなくても出来るものですね。

家庭菜園を楽しんでいる皆さん、参考にしていただけると幸いです。



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