「夢巻」だった!・・・ミナモトカズキ『壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている』の第7巻が発売になりました。

以前紹介したミナモトカズキさんの『壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている』の第7巻が発売になりました。

ネタバレはできるだけしないで書こうと思いますけど、読む前に1ミリも知りたくない人という人は、漫画を読んでからこちらのnot+をお読みください。

一言でいうと、今回は、「ゲイの夢が叶った!」という感じの展開です。これまで、BLを読んでそう思ったことって思い出せないんだけど、今回はすごくそう思った。

「ゲイの夢が叶った!」というのは、どういうことかというと、私が一人のゲイとして、こうだったらいいな、と思う展開になったということです。

でも、その「こうだったらいいな」は、あまりにも夢すぎて想像もしていなかった。つまり想定外でした。

わかりにくいですが、
・・・夢すぎてそういう展開を想定してなかったけど、この漫画を読んで「そっか、自分はこういう展開になったらいいな、と思っていたんだ」と感じた・・・
ということです。

そして、その展開が本人たちだけでなく、(結果的に)他の人々も巻き込んでいるのです。それも家族とか職場の人たちだけでなく、世の中というか、社会というか、全国区で!

夢すぎて、「これで最終回?!」と思ったのですが、連載は続いてます。どんな内容で続くのか、自分には想像もつかない。

あと、読み返して思ったのですが、絵がすごく上手い!(今更なんだけど、今までスマホで読んでいたので、あんまり気づかなかったのです。今回はPCで読みました。)

「これ、描くのが難しいだろうなー」と思うシーンも、非常に的確に表現しているんです。「あ、こういう描き方があるんだ!」と思う。通常BL界で綺麗、と言われる絵とは違うのかもしれないけど、ダイナミックな動きがある。あと、BL漫画って、一般的に一度に沢山の人が出てくる絵が少ない気がするんですけど、『壁こじ』は、コミケとか大会場でのライブのシーンが出てくるので、そういう絵が結構あるんです。そのときの(カメラでいうところの)引いたり寄ったりの動きが結構激しい。

なので、ドラマや映画にしたら面白いだろうな、と思います。(すでに一度ドラマ化されていますが)。予算がかかると思うけど・・・

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