藤井靖史

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デジタル通貨の響

■何のための地域デジタル通貨か  各地域での「デジタル通貨」という道具のチャレンジがいくつか始まっている。現状としてはいくつかのパターンがある。「商品券」として町から住民に配られるもので、発行額が1億円程度から数十億円まであるもの。「地域通貨」として転々流通を目指し、流通量が数十億円規模になる事例もある。一方、そのシステム運用費用は数百万円程度から数億円規模まであり、一括りに地域デジタル通貨と言っても幅が広い。  最初におさえておくべきは「この道具を何のために使うか?」で

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