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シャンパンはシャンパーニュのスパークリングワイン

昨日に引き続き…
飲食物ネタで…
実は…

今…
シャンパーニュ地方で作られたスパークリングワインしか…
シャンパンと言わないそうなんです。
それは何故なのか…

地理的表示保護制度(通称 GI制度)があるからなのですが…
そもそも…
GI制度とは…
WTO(世界貿易機関)協定の附属 書であるTRIPS協定(知的所有権の貿易関連の 側面に関する協定)において特許権や著作権、 商標権などとともに定められた知的財産権の一つとして、国際的に広く認知されているものです。
現在、 EUをはじめ、世界で100カ国以上の国がGIを保 護するための独自の制度を有しています。
世界各地の生産者達が
自分達の地域で作られたものを
誇りをもって安定して生産し続ける為に
地場産業の保護・地域資源の保護・特定製法の保護などの目的として、
制定されたものです。
その地域で大切にされてきた製法を基にそれぞれの地域で生産される
ご当地商品…
私も好きですよ…
でも…
日本のものはともかく…
海外製品にはなかなか手を出せない…
そうしたものを味わいたくても…
薄給じゃあ…
誰かに差し入れしてもらうくらいしか望みがない訳なのですよ。

日本でもGI制度の運用が始まっていますが…
製法保護や観光資源保護の観点が若干抜け落ちている気もしなくはないのです。
私の地元での話だと…
岡崎市八丁町の八丁味噌…

元々の原作者が馬鹿にされている事態…
何も…
漫画や小説の世界だけの話じゃなさそうです…

「八丁味噌」GI問題については…
カクキュウ・まるや八丁味噌側に対して…
理解者・賛同者(無論…一番の理解者は岡崎市・岡崎市民)が
ちゃんといて…
継続的に不服申し立て・提訴をしているそうです。
何だか…
この問題…
愛知県VS岡崎市の代理係争の様相を呈してきましたけど…

兎にも角にも本家本元が…
製法とかをちゃんと大切に守った上で作り続けているのに…
蚊帳の外だなんて事態から…
原作者はやっぱり大切だよねとはっきり言える状態にしたいですね。

本題からちょっと逸れましたね…
スイスにもシャンパーニュと言う町があり…
ワイン製造の歴史からいくとフランスのシャンパーニュ地方よりも古い歴史があるのですが…
スイスの小さな町の方で作られたワインやビスケットではシャンパーニュと名乗れない切ない状況にあります。
どうやら…
フランスシャンパーニュ地方の最高峰のドンペリニヨンには敵わなかったようです…

シャンパーニュは発泡白ワインで有名ですが…
淡いピンク色の
通称ドンペリピンクとかは…
高級クラブとかで出るイメージとかありますね…
こんな圧倒的なブランドの前では…
スイスの小さな町では…
確かにこれは…
太刀打ちできない…
この場合は特定製法の保護の意味合いの方が強かったみたいですね。
こうして…
GI制度に関わる品々について取り上げてみると…
日本でも…
大切にしなきゃいけない事は見えてきそうですけどね…

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