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絶対王者である事の難しさ

1996年7月30日
将棋の羽生善治七冠が棋聖戦で敗れ、
七冠独占が167日で途絶える。


今や、
日本将棋連盟の会長(2023年6月~)
になった
羽生善治さん。

「今日は何の日」ネタの本題に入る前に…
1996年当時、
彼が成し遂げた偉業に触れておかなければいけません。

1985年に中学生でプロ棋士となり、
1989年、初タイトルとして竜王位を獲得した。
1996年2月14日
将棋界で初の全7タイトル
(竜王、名人王位王座棋王王将棋聖
(1996年当時のタイトル数は7)
の独占を達成した。

今や、
藤井聡太さんが
七冠(竜王、名人、王位、叡王、棋王、王将、棋聖)に並んでいますが…
タイトルが8つに増えた事もあり、
1996年よりもタイトル独占の難易度自体は上がっています。
でもそれを苦にすることなく歩み、
8冠独占を成し遂げられる実力を
藤井聡太さんが
いろんな棋士と対局を重ねる中で身につけて行ってる光景は、
痛快無比の一言です。

すみません…
本題から逸れましたね…
でも、
それだけ、
比較対象にする相手が少なくなるほど、
凄い事をしているのです。

羽生善治さんが、
7冠独占の終わりを告げられた対戦は
三浦弘行を挑戦者に迎えた第67期棋聖戦であった。
フルセットの戦いとなったが、
最終第5局で相掛かり2八飛車引きの趣向を見せた三浦に敗れ、
七冠独占は167日で幕を降ろした
1996年2月14日=王将奪取日-7月30日=棋聖失冠日)。
しかし羽生は、
「通常に戻れるのでほっとした」と語っている。

きっと、
それを超える偉業に挑戦している
藤井聡太さんにかかるプレッシャーは
それ以上ですよね。

それでも、
私をはじめ、将棋ファンの皆さんは…
8冠独占の場面に立ち会いたいと思ってる。
そう信じて疑いません。




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